Windows7でユーザー権限しかない環境でVimを使う機会がありました。
ちょっと工夫が必要だったので、やり方メモ。
権限的に自分のプロファイル下くらいにしか置けないので、以下の例ではC:\Users\hoge\tools\
の下に色々入れていくことにします。
Gitを用意する
NeoBundleを使うならGitは欠かせません。
管理者権限がない関係で普通にインストールすることができないので、PortableGitを使います。
github/msysgit※msysgitのブランチとしてPortableGitがいます。
GitHubからzipで取ってきて、適当な場所に展開しましょう。
今回はC:\Users\hoge\tools\msysgit\
に入れました。
Vimを用意する
みんな大好き 香り屋Vimを使います。
ポータブル版とかそういうのはなくて、zip配布です。
展開してC:\Users\hoge\tools\vim\
に入れました。
NeoBundleの導入
VimのプラグインをNeoBundleで管理しているので、入れます。
zipで取ってきて、C:\Users\hoge\.vim\bundle\
の下に展開します。
.vimrcを持ってくる
いつもは過去記事のようにdotfiles内のファイルにシンボリックリンクを張っているのですが、一般ユーザー権限だとこれができません。
少々不本意ですが、一時的な利用なのでファイルを直接置くことにします。
dotfilesをcloneしてきて、.vim
ディレクトリと.gvimrc
・.vimrc
をC:\Users\hoge\
直下に置きました。
起動バッチを書く
VimからGitを呼ぶために、環境変数PATHに追記する必要があります。が、管理者権限がないので「システムの詳細設定」が開けません。
少々力技ではありますが、環境変数を足してVimを立ち上げるバッチファイルを書きます。
setPATH=\Users\hoge\tools\msysgit\bin\
C:\Users\hoge\tools\vim\gvim.exe
ディレクトリ構造はこんな感じ
C:.
├─Users
│ ├─hoge
│ │ ├─.vim
│ │ │ └─bundle
│ │ │ └─neobundle.vim
│ │ ├─.gvimrc
│ │ ├─.vimrc
│ │ └─tools
│ │ ├─msysgit
│ │ │ └─bin
│ │ │ └─git.exe
│ │ └─vim
│ │ ├─gvim.exe
│ │ └─vim.exe
問題点
- gVimを開いてから閉じるまでずっとDOS窓が出っ放しになる。
以上!