Vimのリリースされたpatchの説明です。patchの内容を手作業で一つ一つ丁寧に確認して書いています。英語は忠実に訳していません。Vimを使っている人が理解しやすい表現にしています。
新機能、大幅な仕様変更には、が付いています。
また、個別には取り上げていませんが、Vim 9 scriptの実装と不具合修正も頻繁におこなわれています。
(8.2.0191~ 8.2.0336)
- 8.2.0335:
:disassemble
の引数がs:
で始まる場合はスクリプトローカル関数を補完するようにしました。 - 8.2.0320: Haikuのサポートを追加しました。
- runtimeファイル更新: Todo更新。helpファイル更新。他。
- 8.2.0299:
test_unknown()
とtest_void()
を追加しました。 - 8.2.0294: 関数名と同じ名前のExコマンドが認識できない件を修正しました。
- 8.2.0286: 端末ポップアップウィンドウに対して
popup_close()
が使用できない件を修正しました。 - 8.2.0272:
:helptags ALL
実行時に書き込み権限エラーを無視するようにしました。 - 8.2.0271:
num64
フィーチャーを廃止しました。(常に有効) - runtimeファイル更新: Todo更新。helpファイル更新。他。
- 8.2.0258:
echoraw()
を追加しました。指定された{expr}をそのまま出力します。modifyOtherKeysの有効/無効を切り替えたりするのに便利です。 - 8.2.0257:
win_gettype()
を追加しました。ウィンドウのタイプ(ポップアップ/コマンドラインウィンドウ/通常)を返します。 - 8.2.0250: 未使用の
test_clear_search_pat()
を削除しました。(関連patch: 8.2.0212) - 8.2.0233:
rand()
内でgarbagecollect()
を使用するとクラッシュする件を修正しました。(rand()
とsrand()
の実装を再設計しました) - runtimeファイル更新: Todo更新。helpファイル更新。他。
- 8.2.0191: ポップアップウィンドウ内で端末を開けるようにしました。(
:h popup-terminal
) (関連patch: 8.2.0192, 8.2.0193, 8.2.0194)
凡例
表記 | 意味 |
---|---|
新機能、大幅な仕様変更 | |
Vim開発者向けの追加、変更 | |
'hoge' | オプション (:h options 参照) |
:hoge | Exコマンド (:h :index 参照) |
hoge() | 組み込み関数 (:h functions 参照) |
v:hoge | Vim定義済変数 (:h v: 参照) |
+hoge | feature (:h +feature-list 参照) |
方針
こちらを参照。