今どきのVim使いに少しでも近づくために、GitとVundleを使ったVim環境を整えた。
そもそもVimのプラグイン管理や設定についてほぼ何も知らなくて困った、「そこに作るファイル/フォルダには何の意味があるのか」らへんに重点を置いて書いておく。
手順やコマンドの説明は、参考サイトさん参照。
参考
元のディレクトリ構成
香り屋さんから落としてきたVimを自分の環境に展開しただけ。
- c:\Users\username\ (ホームディレクトリ。以下%HOME%)
- vim74\(Vimのインストール先)
- vimrc(設定ファイル(大事なやつ))
- gvimrc(設定ファイル(gVimを使わないので大事じゃない))
- plugins\(デフォルトのプラグイン置き場)
- autofmt\
- golang\
- kaoriya\
- vimproc\
- vimdoc-ja\
- vim74\(Vimのインストール先)
最終的な環境
ディレクトリ構成
試行錯誤した結果、以下のようになった
以下、GitHubで管理しているローカルディレクトリを%DOTS%とする。
(%DOTS%=%HOME%\Documents\GitHub\dotfiles\)
- %HOME%\
- .vim\(%DOTS%\vimfiles\へのショートカット)
- vim74\
- vimrc(%DOTS%\vimrcへのショートカット)
- gvimrc(%DOTS%\gvimrcへのショートカット)
- plugins\(%DOTS%\vimfiles\bundle\へのショートカット)
- %DOTS%\
- .gitignore(プラグイン本体をGit管理から外すための設定ファイル)
- vimrc(大事な大事な設定ファイル本体)
- gvimrc(特に大事ではない設定ファイル本体)
- vimfiles\(プラグイン置き場)
- vundle.git\(Gitから落としてきたVundle本体)
- bundle\(Vundleがプラグインを配置するところ。Git管理対象外)
- autofmt\
- kaoriya\(香り屋同梱版をここに移動してきた)
- vimproc\(香り屋同梱版をここに移動してきた)
- vimdoc-ja\
- Vundle.vim\
vimrc
以下のようにvimrcの先頭に追記。
golangは要らないので指定していない。
vimprocはGitから持ってくるとコンパイルしないといけない(自動にできない)ので指定していない。
set nocompatible
filetype off
set rtp+=~/.vim/vundle.git
call vundle#begin()
Plugin 'gmarik/Vundle.vim'
" (GitHubから見つけてこれた)香り屋デフォルトプラグインを導入
Plugin 'autofmt'
Plugin 'hirono/vimdoc_ja', {'name': 'vimdoc-ja'}
call vundle#end()
filetype plugin indent on
困ったこと
vimrc?_vimrc?.vimrc?
- vimrc: Vimの共通設定を書くところ。
ユーザがいじらないことを想定していると中に書いてあった。(いじっちゃってるけど・・・) - _vimrc: Vimの個人設定を書くところ。
%HOME%に置くと、vimrcの後に読み込んでくれるとvimrcに書いてあった。 - .vimrc: Windows以外の環境ではこういう名前(なんだと思う)
Vimは%HOME%.vim\をプラグイン配置先として見ているのか?
No.
設定次第だが、デフォルトでは見ていない。
こんな疑問を持った理由は、参考サイトで~/.vim/をわざわざ作っていたから。
Vimが%HOME%\vim74\plugins\をプラグイン配置先として認識していたのは、vimrcにそういう(runtimepath(rtp)にパスを追加する)設定が書いてあったから。
KaoriYa Vimのプラグイン参照という意味ではこのショートカットを作る意味はない。
では、%HOME%\.vim\の役割は?
Vundle.gitへのruntimepathを設定しやすくする
vimrcにVundleの設定を書く際、ショートカットがあるとVundle本体へのパスが短くて済む。(set rtp+=~/.vim/vundle.gitの部分)
Vundleがプラグインをインストールする先も誘導できていい感じ。
ローカルにある(香り屋デフォルト)プラグインをVundleに読み込ませる方法がわからない
そんな方法はない
かどうかは結局わからないが、ローカルファイルとして見るような指定はないように思う。
ローカルGitリポジトリを作ればいいんだろうけど、なら自分でGitに上げてしまえばいいような気がした。
結局、vimprocとkaoriyaは手動で移動するという手を使った。
(どうせほかの環境でもKaoriYa Vim使うだろう)
まとめ
- KaoriYa Vimを持ってくる
- %DOTS%を作る(GitHubから持ってくる)
- %HOME%.vim\ショートカットを作る
- vimrc, gvimrcをショートカットにする
- pluginsをショートカットにする
- vimを起動して「:PluginInstall」
- Done.