概説
Windows(32ビット環境)でvimprocをコンパイルしてみように続き、64ビット環境でのvimprocのコンパイル方法のまとめです。
コンパイル(make)するために、GNU on Windowsをインストール
32ビット環境での手順と同様にGNU on Windowsをインストールします。
- https://github.com/bmatzelle/gow/wikiにアクセス。
- Download Installerのリンクをクリック。
- Gow-0.8.0.exeをダウンロードしてインストール。
- 環境変数「Path」に「;C:\Program Files\Gow\bin」を通す。(インストール先については、インストール時の環境に応じて読み替えてください。)
- なお、Gow-0.8.0.exeのようなインストーラー形式ではなく、 https://github.com/bmatzelle/gowの「Download ZIP」からバイナリファイル形式をダウロードし、解凍後のbinディレクトリに対して環境変数を設定する方法でもOKです。
MinGWをインストール
32ビット環境での手順でMinGWをインストールするとgccが32ビット環境用となるため、ここでは64ビット環境用のMinGWのインストール手順を示します。
- http://sourceforge.net/projects/mingw-w64/にアクセス。
- Browse All Filesをクリック。
- Toolchains targetting Win64をクリック。
- Personal Buildsをクリック。
- sezero_4.5_20111101をクリック。
- mingw-w64-bin_i686-mingw_20111101_sezero.zipをダウンロード。
- ダウンロードしたmingw-w64-bin_i686-mingw_20111101_sezero.zipを、適当な場所に解凍します。※ここでは「C:\」直下に解凍することとします。
- 解凍後、「C:\mingw64\bin」配下の「x86_64-w64-mingw32-gcc.exe」を「gcc.exe」にリネームします。
- 環境変数「Path」に「;C:\mingw64\bin」を通す。(インストール先については、インストール時の環境に応じて読み替えてください。)
vimprocをコンパイル
コマンドプロンプトを起動して、以下のコマンドを実行することで、「C:\Users\ユーザー名\.vim\bundle\autoload」配下に「vimproc_win64.dll」が作成されます。
※vimprocのダウンロードはNeoBundle等経由でも構いません。
コマンドプロンプト
>cd C:\Users\ユーザー名\.vim\bundle
>git clone https://github.com/Shougo/vimproc.vim.git vimproc
>cd vimproc
>make -f make_mingw64.mak