Vimのリリースされたpatchの説明です。
(8.2.1102~ 8.2.1333)
新機能、大幅な仕様変更には、が付いています。
Vim9 scriptの実装と不具合修正も頻繁におこなわれています。
※今月はVim9 scriptの不具合修正が結構多かったので、その辺り端折ってます。
- 8.2.1320: Vim9: 関数(
:def
)内でb
やs
等の1文字の変数が宣言できない件を修正しました。 - 8.2.1307: ポップアップウィンドウの幅が
'numberwidth'
,'foldcolumn'
および'signcolumn'
の幅を考慮していない件を修正しました。 - runtimeファイル更新: Todo更新。helpファイル更新。他。
- 8.2.1290: Vim9:
:def!
でグローバル関数を置き換え出来ない件を修正しました。 - 8.2.1255:
'quickfixtextfunc'
にlambda式が使用できるようにしました。 - 8.2.1241:
getbufinfo()
をメソッドとして使えるようにしました。 - 8.2.1227: Vim9: Vim9 scriptのコメント文字を
#
のみサポートとしました。("
を非サポートにしました) (関連patch: 8.2.1268) - 8.2.1226: Windows: タスクバーが上か左にある場合にウィンドウの位置が正しくない件を修正しました。
- 8.2.1219: ディレクトリ名が
//
で終わるシンボリックリンクを辿れない件を修正しました。 - 8.2.1215: Atari MiNTのサポートを打ち切りました。
- runtimeファイル更新: Todo更新。helpファイル更新。他。
- 8.2.1155: lambda式内に改行を入れられるようにしました。(関連patch: 8.2.1189)
- 8.2.1128: ファイル書き込み時や読み込み時等にコマンドライン行に表示される情報が、
"ファイル名" 行数, 文字数 ~
だったのを"ファイル名" 行数, バイト数 ~
に変更。(表示されていた数値はもともとバイト数だったので単位のみ変更) - 8.2.1124: Vim9:
:import
の引数の途中に改行を入れられるようにしました。 - 8.2.1112: Vim9: 改行されているオブジェクトでもメソッド呼び出し(
h: ->
)できるようにしました。 - 8.2.1110: Vim9: 関数呼び出しの括弧内に改行を入れられるようにしました。
- 8.2.1108: 端末ウィンドウでマウスの左右ホイールによる横スクロールに対応しました。
- 8.2.1107: Linux:
'imactivatefunc'
と'imstatusfunc'
をGUI版でも使用できるようにしました。(関連patch: 8.0.1344)
凡例
表記 | 意味 |
---|---|
新機能、大幅な仕様変更 | |
Vim開発者向けの追加、変更 | |
'hoge' | オプション (:h options 参照) |
:hoge | Exコマンド (:h :index 参照) |
hoge() | 組み込み関数 (:h functions 参照) |
v:hoge | Vim定義済変数 (:h v: 参照) |
+hoge | feature (:h +feature-list 参照) |
方針
こちらを参照。