【初心者向け】10行以内のスクリプト(2.vimrcの記述)
pythonで色々なライブラリを使えば、「少ないコードでもちょっとした事が出来て、少なければ5行程でもちょっとしたスクリプトが作れ、便利だな。」と思ったので、pythonやその他、コマンドを羅列しただけのものも出てくるかも知れませんが、10行程のスクリプトを不定期で投稿してみようと思います。
第2回として、3分で出来る最小限の.vimrcを投稿したいと思います。
pythonでもないのですが、vimrcもスクリプト言語といえると思います。
端末やサーバの設定・運用といったインフラまわりは、vimというより最低限でも良いのでオリジナルのviを覚える必要があり、プログラミングでも開発環境のコンフィグの編集にvimを使いたい場面はまだまだあると思います。
近年、Linuxの統合環境も進化し、付属のエディタも手軽で便利だと思います。
開発環境ではIDEもあり、プログラミングはIDEが主流なのだろうと思いますが、私の場合はコンフィグの記述の他、「ちょっとエディタにsqlを書いておいて、貼り付けるか?」とかちょっとしたスクリプトの記述に使う事があります。
特にSQLの場合、標準の環境だと入力に手間が掛かる場合が多いと思います。
vimも奥が深く、viやvimの設定ファイルの記述も組み込みのスクリプト言語といえます。
掘り下げると制御構文などもある様で難易度も高いですが、ディストリビューションによっては、インストールした時点で便利に使用出来る場合もあるかと思います。
Linuxのディストリビューションの中には、viの実体が便利なしかし、カスタマイズされたvimのエイリアスになっていたりする場合もあると思います。
初期状態で便利過ぎるのも他の環境で使う時に、逆に違和感を感じる事もあると思います。
そう考え、プラグインを使わずに最小限の設定を記述してみようと考えました。
まずは、シンタックス・ハイライトとインデントの設定くらいが入っていれば良いと思い、必要になれば、少しずつ追記する様にする想定です。
あまり.vimrcを記述したり、プラグインを導入する事は無かったのですが、最近、debian10を使う事が多くなり、初期状態では、vimのプラグインが導入されていないというより、vimのインストール自体がされていませんでした。
しばらくオリジナルのviを使っていました。
viの設定ファイルを記述しても良いのですが、vimも導入しました。しばらく「set tabstop=4」と良くやっていたのですが、その必要がなくなっただけでも、かなり楽になりました。
1. vimがインストールされていない場合は、インストール
・debian系の場合はapt等で、vim-noxを入れれば、vim本体も入ります。
vimrcで様々な設定を入れる場合は、vim-noxも入れましょう。
・redhat系等はパッケージ名が違います。
$which vim
/usr/bin/vim
#apt search vim-nox
i vim-nox - Vi IMproved - enhanced vi editor - with sc
p vim-nox:i386 - Vi IMproved - enhanced vi editor - with sc
root@mint01:~#exit
2. vimrcの記述
一般ユーザーのホームディレクトリで、.vimrcを編集若しくは、無い場合は新規で作成します。
このコンフィグでは、6行の設定を入れました。
【要注意: .vimrcはドットファイルです】
行頭のダブルクォート「"」は、コメントです。
$vim .vimrc
" 行番号の表示
set number
" 対応するカッコやブレースを表示
set showmatch matchtime=1
" コメントの色(水色)を指定
hi Comment ctermfg=3
" タブキーの文字幅
set shiftwidth=4
" インデント幅
set tabstop=2
" syntax
syntax on
以上、3分で出来る.vimrcの記述でした。