このTweetを見てたら環境を構築したくなりました。今回はgVimを入れるまでを行います。
環境
ホストOS: Windows 10 Pro 64bit(1909 18363.592)
VirtualBox: 6.0.16 (released January 14 2020)
Vagrant: 2.2.6
ゲストOS: ubuntu-18.04LTS
Vagrantが対応しているVirtualBoxは下記からご確認ください。
VirtualBox Provider - Vagrant by HashiCorp
ホストOSの準備
Windows側で必要な準備を行います。
#Ctrl + Rで下記を入力。必要ならパスワードを入力
powershell start-process powershell -verb runas
#以下PSで入力
#必要なディレクトリを作成し作業用ディレクトリに移動。
New-Item "C:\Vagrant\tmp" -Force -ItemType Directory
New-Item "C:\Vagrant\ubuntu1804" -Force -ItemType Directory
New-Item "C:\Program Files\Oracle\VirtualBox" -Force -ItemType Directory
cd "C:\Vagrant\tmp"
#Virtualboxをインストール
Invoke-WebRequest -uri https://download.virtualbox.org/virtualbox/6.0.16/VirtualBox-6.0.16-135674-Win.exe -outfile C:\Vagrant\tmp\VirtualBox-6.0.16-135674-Win.exe
./VirtualBox-6.0.16-135674-Win.exe -path "C:\Program Files\Oracle\VirtualBox" --silent
#Vagrantをインストール
Invoke-WebRequest -uri https://releases.hashicorp.com/vagrant/2.2.6/vagrant_2.2.6_x86_64.msi -outfile C:\Vagrant\tmp\vagrant_2.2.6_x86_64.msi
msiexec /i C:\Vagrant\tmp\vagrant_2.2.6_x86_64.msi /passive /qn /norestart
これでVirtualBoxとVagrantの用意が出来ました。
必要があればVagrantのプラグインを入れる
Vagratfileに一行書くだけでVMのディスク容量を増やす方法
# vagrant plugin install vagrant-disksize
Vagrantfileを作成
C:\Vagrant\ubuntu1804
に作っていきます。(C:\Vagrant\ubuntu1804\Vagrantfile)
#Vagrantfile
Vagrant.configure("2") do |config|
config.vm.box = "bento/ubuntu-18.04"
config.vm.box_version = "201912.14.0"
#config.disksize.size = '40GB'
config.vm.box_check_update = false
config.vm.provider :virtualbox do |vb|
vb.memory = 4096
vb.cpus = 2
vb.gui = true
vb.customize [
"modifyvm", :id,
"--vram", "256",
"--clipboard", "bidirectional",
"--accelerate3d", "on",
"--hwvirtex", "on",
"--nestedpaging", "on",
"--largepages", "on",
"--ioapic", "on",
"--pae", "on",
"--paravirtprovider", "kvm",
]
end
config.vm.provision :shell, :inline => <<-EOS
wget -q https://www.ubuntulinux.jp/ubuntu-ja-archive-keyring.gpg -O- | sudo apt-key add -
wget -q https://www.ubuntulinux.jp/ubuntu-jp-ppa-keyring.gpg -O- | sudo apt-key add -
sudo wget https://www.ubuntulinux.jp/sources.list.d/bionic.list -O /etc/apt/sources.list.d/ubuntu-ja.list
sudo apt-get update
sudo apt-get upgrade -y
sudo apt-get full-upgrade -y
sudo apt-get autoremove -y
sudo apt-get autoclean
sudo apt-get clean
sudo apt-get install -y ubuntu-desktop ubuntu-defaults-ja aptitude curl dnsutils lsof zip unzip lsb-release tree man
sudo timedatectl set-timezone Asia/Tokyo
sudo update-alternatives --set editor $(update-alternatives --list editor | grep 'vim.basic')
EOS
end
VirtualBoxをVagrant経由で起動
#コマンドプロンプト
cd C:\Vagrant\ubuntu1804
vagrant up -d
※回線に問題がない環境で終わるまで約1時間掛かります。
VirtualBoxに移動
上記のコマンドを打ち暫くするとVirtualBoxが立ち上がります。
※コマンドプロンプト側でvirtualbox内のupdate等をバックグラウンドでやっているのでコマンドプロンプトは処理が終わるまで終了しないでください(当たり前ですが)。
アップデートやインストールが終わっていないとGUIにはならない。
ちなみにVirtualBoxの抜け方は右Ctrlを押すかCtrl+Alt+Delete。
あと一応
途中で「Configuring grub-pc」の画面が出たら、なにもチェックせずにOKし、進んでいきます。
(TabでOKをフォーカスしてEnter)
も注意。(筆者はこの現象は起きなかった)
他の記事やブログでも「ものすごい時間が掛かる」ということで待ってみましたが
vagrant upを実行してから大体「60分」くらいでした。
コマンドプロンプト側の処理が終わったら
コマンドプロンプト側の処理が終わったら下記を実行します。
# vagrant reload
Ubuntuの日本語化
ここからは日本語の設定を行います。
id vagrant
pw vagrant
でログインできます。
早速日本語化していきます。
1.左上の「Activities」をクリックし、「region」と入力。
2.真ん中の「Region & Language」をクリックする。
3.Languageをクリック。「Japanese」を選択し、緑色の「Done」をクリックする。
4.その下のFormatsをクリックし、「Japan」を選択し、「Done」をクリックする。
5.Input Sourcesの下にある「+」マークをクリックする。
6.その中からJapaneseを選ぶ⇒Japanese(Mozc)を選び、「Add」をクリックする。
Japanese(Mozc)をクリックしフォーカスさせ、「^」のマークをクリックする。
7.この状態になったら、LanguageのところにあるRestartボタンを押下する。
ログアウトするかどうか聞かれるので「Log Out」をクリックする。
8.pw:vagrantで再度ログインする。ログインすると日本語化されています。
9.標準フォルダーの名前を変更するかどうか聞かれるので好みのままに。
GVim をインストールする。
ターミナルから下記を実行。
sudo apt install -y vim-gnome
終わり。
感想
- Vagrant経由でubuntuを入れたのは初めてだったが、特に躓く点はなかった。
- 60分間待っている間にQiitaを作成していたので苦ではなかったが、作業が終わってから
vagrant up
したほうがよい。 - Vim周りの設定はお好みで大丈夫です。
参考リンク
VagrantfileでVirtualBoxのVMパフォーマンス向上設定
Ubuntu 18.04 の日本語版デスクトップ環境を Vagrant + VirtualBox で作成する
Ubuntu18.04 インストール後の初期設定メモ
Windows環境にVagrant+Ubuntuデスクトップ環境をインストール
UbuntuへのGVimのインストール