advent calendarの8日目です
これは
Vim scriptに触れたのでふんわり紹介
Vim scriptとか.vimがつくやつってunite.vimとかみたいに遠い存在かと思っていたがそんなことはなかった
前提条件
- 環境
- VIM - Vi IMproved 8.1 (2018 May 18, compiled Sep 18 2019 03:49:48)
書かないこと
- 基本文法の解説
- チュートリアル
- モチベーション
- 「普段、言語は何を?」って聞かれて「Vim scriptを少々」とか言えるようになりたくない???
参考文献
自分が触れていなかっただけで楽しめる入門記事はたくさんあった
- Vimスクリプト基礎文法最速マスター
- はじめてのvimscriptとvimプラグインの作成
- Vim script事始め
- Vimスクリプトリファレンス
- モテる男のVim script短期集中講座
- im script と vimrc の正しい書き方
- Vim日本語ドキュメント
本編
そもそも何
Vim script は Vim に組み込まれたスクリプト言語である。
https://ja.wikipedia.org/wiki/Vim_script
Wikipediaだがなるほど
Vim script 言語は vimrc ファイルや構文ファイルなど、さまざまな目的に使われま
す。この章では Vim script の書き方を説明します。説明することがたくさんあるので
大きな章になってます。
https://vim-jp.org/vimdoc-ja/usr_41.html
(コピペの結晶となっているvimrcを読み解けるようになる日が来るのか...という顔)
Hello World
個人的には新しい言語・環境を学ぶ時はHelloWorldが大きな境目だと思っていて、実行さえできれば先駆者の記事やリファレンスを読みながら進んでいける(はずな)のでHello Worldだけはやる
vim hello_vimscript.vim
echo "hello vim script"
ファイルを開いたまま
:source hello_vimscript.vim
hello vim script
できた!
コマンドラインからの実行もできるが割愛
遊んでみた
構文解析してプラグイン開発!はまだ遠いので身近なところからやる
手前味噌(厳密には意味違う)だがこれを自動化する
できるもの
開始時間と終了時間と1単位(分)を入力するとToDoを管理できるフォーマットを出力する
コード
command!-nargs=* MTS call MakeTodaySchedule(<f-args>)lets:d_st=10lets:d_ft=19lets:d_uom=30function!s:help()
echo "Usage:"
echo "\tMTS <StarHour> <FinishHour> <UnitOfMinute>"
echo "Default:"
echo "\tStarHour: ".s:d_st
echo "\tFinishHour: ".s:d_ft
echo "\tUnitOfMinute: ".s:d_uom
echo "Example:"
echo "\tMTS 9 18 30"returnendfunctionfunction! MakeTodaySchedule(...) abort
" defaultを入力letst= exists("a:1") ? a:1:s:d_stlet ft = exists("a:2") ? a:2:s:d_ftlet uom = exists("a:3") ? a:3:s:d_uomifst=="help"calls:help()returnendififst<0
echo "Message:"
echo "\tStartHour must be after 0:00"calls:help()returnendif" 時間以外のテンプレートlet now = localtime()
execute "normal a"."# ToDo on ". strftime("%Y/%m/%d", now)."\n\n"
execute "normal a"."## ToDos"."\n"
execute "normal a"."- ToDoA"."\n"
execute "normal a"."- ToDoB"."\n\n"
execute "normal a"."## Schedule"."\n"" 分に換算let minute_of_range =(ft -st) * 60" uom は区切りたい分の単位let num_of_line = minute_of_range / uom
foriin range(0, num_of_line)leth=st+i * uom / 60letm=i * uom % 60" 0-9分の表記直しifm<10
execute "normal a"."### ".h.":0".m."\n"else
execute "normal a"."### ".h.":".m."\n"endif" 記入例ifi==0
execute "normal a"."- ToDoA"."\n"endifendforendfunction
echo
とかexecute
を連打してるのは見かけ良くなさそうなので、他の人のコードを読んで勉強せねば
終了時間を24以下としていないのは、自分が締め切り3日前に0:00~72:00と考えるようなよくない人間だから
実行
todoを管理するファイルを開く
vim todo.md
todo.mdを開いた状態で
"読み込み:source make_today_schedule.vim"実行(デフォルト値):MTS
"実行(8時から20時、37分単位(半端な数でもとりあえずは動く)):MTS 82037"実行(ヘルプ):MTS help
下記は:MTS 8 20 37
の実行結果
# ToDo on 2019/12/08
## ToDos
- ToDoA
- ToDoB
## Schedule
### 8:00
- ToDoA
### 8:37
### 9:14
### 9:51
### 10:28
### 11:05
### 11:42
### 12:19
### 12:56
### 13:33
### 14:10
### 14:47
### 15:24
### 16:01
### 16:38
### 17:15
### 17:52
### 18:29
### 19:06
### 19:43
下記は:MTS help
の実行結果
Usage:
MTS <StarHour> <FinishHour> <UnitOfMinute>
Default:
StarHour: 10
FinishHour: 19
UnitOfMinute: 30
Example:
MTS 9 18 30
使い方
タスクをToDosに列挙してyy
とp
を駆使して予定を立てる
おわり
これまでは思考停止でVim scriptは強者の戯れだと恐れていたが楽しいことがたくさんできそうだと思った
プログレスバーとかめちゃくちゃ楽しそうなので次はこちらをやりたい