この記事は ウェブクルー Advent Calendar 2018の8日目の記事です。
昨日はk5jpWCさんの「業務フロー、整理してますか?」でした。
8日目は@hosokawaが担当致します。よろしくお願い致します。
はじめに
centosにおいていつもはviを使うのですがvimの方が多機能でオシャレなので少し調べました。基本的な操作を行うまでを記載しております。
御見苦しい点など多々ありますでしょうがどうぞご容赦ください。
vimとは
Viという世界でも広く使われているテキストエディタの拡張版
VimScriptというものでVimの拡張を自由に表現することが出来る
要するにviの細かいカスタマイズが出来る進化したバージョン。
インストール
ソースコードからインストールする場合もありますが今回はyum(パッケージ管理ソフト)を使います。
$ yum -y install vim-enhanced
とりあえず使ってみる
vimには通常のノーマルモードと入力時のインサートモードがあります。
ノーマルモードではテキストの閲覧のみで入力は出来ません。
入力時はインサートモード、カーソル移動などをするときはノーマルモードで移動したほうが安全です。
以下が簡単な操作です。
操作内容 | コマンド |
---|---|
インサートモード | a or i |
ノーマルモード | esc |
↑ | k |
↓ | j |
→ | l |
← | h |
一文字削除 | x |
一行削除 | dd |
次行を新規行として挿入しインサートモード | (インサートモードにて)o |
設定内容を保存して終了 | (ノーマルモードにて):wq or :x |
設定内容を保存せず終了 | (ノーマルモードにて):q! |
vimで開いてノーマルモードからインサートモード(a)、入力したらノーマルモード(esc)に戻し保存(:wq)。て流れです。
続いては移動コマンドです。全てノーマルモードで行います。~~(移動はノーマルモード、入力はインサートモード。
操作内容 | コマンド |
---|---|
0 | 行頭へ |
$ | 行末へ |
gg | ファイルの先頭へ |
G | ファイルの最終行へ |
/ | マッチする文字を検索し移動 |
w | 次の単語の先頭へ |
e | 単語の最後へ |
b | 前の単語の先頭へ |
Ctrl+f | 次のページへ |
Ctrl+b | 前のページへ |
操作内容 | コマンド |
---|---|
y | コピー |
Y | 行をコピー |
p | ペースト |
P | 現在位置にペースト |
x | カーソル下の一文字を削除 |
d | 削除 |
D | 行内のカーソル以降を削除 |
dd | 行を削除 |
u | 元に戻す |
C-R | 操作を進める |
r | 変更(一文字) |
R | 変更(入力したもの全部) |
c | 一文字消してインサートモードへ |
C | 一行消してインサートモードへ |
A | 行末に移動してインサートモードへ |
a | カーソルの一つ右からインサートモードへ |
I | 行の始まり(文字の開始位置)からインサートモードへ |
> | 右へインデント |
< | 左へインデント |
gu | 小文字へ |
gU | 大文字へ |
. | 事前の操作を繰り返す |
ここまではviとほとんど変わりません。
以降がvim特有のコマンドになります。
テキストオブジェクト
操作内容 | コマンド |
---|---|
daw | カーソル前後の単語を削除する |
da | カーソル前後()に囲まれた部分を()も含めて削除する |
di | カーソル前後の()に囲まれた部分を削除する |
ca | カーソル前後()に囲まれた部分を()も含めて変更する |
ci | カーソル前後の()に囲まれた部分を変更する |
das | カーソル前後の文を削除する |
dat | カーソル前後のタグを削除する |
基本的な操作は以上になります。
続いてvim特有のモードについてご紹介します。
ビジュアルモード
ビジュアルモードではテキストを文字単位、行単位、矩形単位で選択し、選択したテキストに対してVimのコマンドを適用出来ます。
Vimでは3種類のビジュアルモードが使えます。
文字単位で選択するビジュアルモード、行単位で選択するビジュアルラインモード、矩形(長方形)で選択するビジュアルブロックモードの3種類です。
ノーマルモードで下記コマンドを入力するとそれぞれのビジュアルモードが使用できます。
操作内容 | コマンド |
---|---|
文字単位 | v |
行単位 | V |
短径 | ctrl+l |
ビジュアル解除 | Esc |
明日は、wc-takaharaさんです。よろしくお願い致します。
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