Vim patchダイジェスト [2018/03]
(8.0.1554~ 8.0.1655)
- runtimeファイル更新: todoの更新。forthとhaskellのsyntax定義ファイル更新。
- runtimeファイル更新: helpファイルの更新(一部のファイルは文字コードをUTF-8に変更)。todoの更新。他。
- 8.0.1652:
term_dumpwrite()
が合成文字を出力していなかったのを修正しました。 - 8.0.1651:
:ls
にterminalバッファのためのフラグ(R
,F
,?
)を追加しました。 - 8.0.1650:
+listcmds
機能を基本機能としました。ソースコード内のFEAT_LISTCMDS
の#ifdef
を削除しました。 - 8.0.1649: argument listの補完をサポートしました。
:argdelete
の補完対応とgetcompletion()
の{type}
と:command
の-complete
にarglist
を追加。 - 8.0.1647: terminal APIで呼び出す関数名は
Tapi_
で始まる必要があるという仕様に変更しました。(関連patch: 8.0.1641) - 8.0.1641: terminal APIを追加しました。terminal jobは特別なエスケープシーケンス(
<Esc>]51;
~<07>
)を使ったJSONをVimに送信出来るようにしました。現状では、call
でVim scriptのユーザ関数を引数付きで呼び出したり、drop
で:drop
コマンドのようにファイルを開いたりできます。(:h terminal-api
) (関連patch: 8.0.1643, 8.0.1644, 8.0.1645, 8.0.1647) - 8.0.1639: libvtermのソースコードをmasterのHEADに同期しました。mergeで発生する問題も解決済みです。
- 8.0.1630:
trim()
を追加しました。 - 8.0.1624:
term_dumpdiff()
とterm_dumpload()
にオプション指定を実装しました。 - 8.0.1616: Windowsでも
'guioptions'
に!
フラグを指定すると:shell
で特別なterminalウィンドウ(system terminal)が開くようにしました。(関連patch: 8.0.1609, 8.0.1617, 8.0.1619) - 8.0.1615:
term_dumpload()
が正しい色を使用していなかったのを修正しました。 - runtimeファイル更新: いくつかのhelpファイルの文字コードをUTF-8にしました。他。
- 8.0.1614:
make tags
の対象にlibvtermが含まれていなかったのを修正しました。 - 8.0.1612: 引数なしの
:terminal
でshellを停止させた場合はデフォルトでウィンドウを閉じるようにしました。 - 8.0.1611: system terminalでは
CTRL-W
をterminalコマンドとして使用しないようにしました。 - 8.0.1609: Linux:
'guioptions'
に!
フラグを追加しました。このフラグが含まれている場合は:shell
で特別なterminalウィンドウ(system terminal)が開きます。(関連patch: 8.0.1616) - 8.0.1608: Windows: DirectXをデフォルトで有効にしました。
- 8.0.1607: 起動オプション
--clean
指定時は .gvimrc を読み込まないようにしました。 - 8.0.1602: dictキーとしてdictやarrayを使用しているJSONを
jcon_decode()
でparseするとクラッシュする件を修正しました。 - 8.0.1600:
'termguicolors'
がonの時に't_Co'
に0をセットするとクラッシュする件を修正しました。 - 8.0.1598: terminalウィンドウ内でマウスによるテキスト選択がおこなえない件を修正しました。
- 8.0.1596: オートコマンドイベント
TerminalOpen
を追加しました。(関連patch: 8.0.1597) - 8.0.1595: オートコマンドイベント
ExitPre
を追加しました。:quit
か:wq
でVimが終了する場合や:qall
を使用した場合にQuitPre
イベントの直後にトリガされます。 - 8.0.1593: アクティブなterminalウィンドウがある場合でも
:qall
でVimを終了できる仕組みを用意しました。(term_setkill()
を追加しました。terminal
のオプションに++kill
を追加しました。) (関連patch: 8.0.1594)- GUIの場合はWindouの
[X]
を押下後の確認ダイアログでy
を選択。 - CUIの場合は
:confirm qall
としてy
を入力。 :term ++kill=term
で作成したterminalウィンドウがある場合は:qall
で終了可能。- (
:qall!
でVimを終了できるのは今まで通り)
- GUIの場合はWindouの
- runtimeファイル更新: 軽微なドキュメント更新。
- 8.0.1592:
'sessionoptions'
に"terminal"
を追加しました。(:h :mksession
) - 8.0.1587:
*
および+
レジスタのペースト(:h i_CTRL-R
)は常にレジスタの内容そのままでおこなうようにしました。 - 8.0.1586: 非GUIのMacOS版で対話的I/F関数(
:h interactive-functions
)が動作していなかった件を修正しました。 - 8.0.1582: Windows: コンソールでマウスの移動イベントを極力使用するようにしました。(関連patch: 8.0.1585)
- 8.0.1581: Windows: gvimでIME制御が出来なくなっていた件を修正しました。(関連patch: 8.0.1567)
- 8.0.1576: Perl I/F:
VIM::Buffers()
がリストされていないバッファも返すようにしました。 - 8.0.1575: Virtual Replaceモード(
:h gR
)でクラッシュする場合がある件を修正しました。(関連patch: 8.0.1577, 8.0.1579) - 8.0.1570: terminalウィンドウ内で
:popup
が使用できなかった件を修正しました。(関連patch: 8.0.1574, 8.0.1578, 8.0.1588) - 8.0.1566: ソースコード内の
FEAT_SCROLLBIND
とFEAT_CURSORBIND
の#ifdef
を削除しました。(関連patch: 8.0.1580) - 8.0.1565: 非GUIのMacOS版のビルドが出来ない件を修正しました。
- 8.0.1564:
+autocmd
機能を基本機能としました。ソースコード内のFEAT_AUTOCMD
の#ifdef
を削除しました。 - 8.0.1563:
getwinpos()
を追加しました。(関連patch: 8.0.1573) - 8.0.1561: rustのsyntaxハイライトでクラッシュする件を修正しました。
- 8.0.1558: terminalウィンドウ内の右クリックでポップアップメニューを表示する機能を実装しました。(関連patch: 8.0.1559, 8.0.1560)
- 8.0.1557:
printf()
を引数が1つの場合でも動作するようにしました。 - 8.0.1556: terminalの
't_RS'
のレスポンスを正しく解析できない場合がある件を修正しました。(:h 't_RS'
) - 8.0.1554: 起動オプション
--clean
指定時は'runtimepath'
からホームディレクトリを除外するようにしました。(関連patch: 8.0.1555)
凡例
表記 | 意味 |
---|---|
新機能、大幅な仕様変更 | |
'hoge' | オプション (:h options 参照) |
:hoge | Exコマンド (:h :index 参照) |
hoge() | 組み込み関数 (:h functions 参照) |
v:hoge | Vim定義済変数 (:h v: 参照) |
+hoge | feature (:h +feature-list 参照) |
方針
こちらを参照。