Vim の :terminal の中から外の Vim を操る方法
https://mattn.kaoriya.net/software/vim/20171219121032.htm
に記載されている内容ですが、いくつか躓いたのでメモ
普通に:terminalからvimを起動してファイルを開く
それをすると、別のvimがterminalの中で開いてしまって、vim
in vim
の状態になる。terminalの中で開くのではなく、親vimで開いてほしい。
vim --remote を使う
:terminal cmd /c vim --remote $HOME
確かに開くけど、開いた後にterminalウィンドウは消えてほしい。
++close を使う
:terminal
にはオプションとして++close
がつけられる。これをつけるとジョブが終了したらウィンドウも閉じてくれる。
:terminal ++close cmd /c vim --remote $HOME
が、今回の場合はなぜか閉じてくれない。なぜだろう...
vim --remote-send を使う
この記事の最初に貼り付けたURLに記載の通り --remote-send
を使ってみる。
:terminal cmd /c vim --remote-send ":e $HOME<CR>"
なんかうまくいかない...
一旦 :terminal
でターミナルを起動して vim --remote-send ":e $HOME<CR>"
と入力してみる
C:\>vim --remote-send ":e $HOME<CR>"
C:\>:e $HOME
C:\>
あぁ、そうかターミナルに文字列が送信されちゃうのか。ということで頭に<C-W>
をつける
C:\>vim --remote-send "<C-W>:e $HOME<CR>"
E948: ジョブはまだ実行中です (! を追加でジョブを終了)
言うとおりにつけてみる。
C:\>vim --remote-send "<C-W>:e! $HOME<CR>"
ちゃんと表示した。でも裏にはバッファとして残ってるみたい。:e
をやめて:split
にしてみる。
:terminal ++close vim --remote-send "<C-W>:split $HOME<CR>"
ちゃんと表示して、且つ裏にもバッファは残ってない。
上記を踏まえて peco と組み合わせてみる
カレントディレクトリのファイルのみを表示(dir /a-D /b
)してpeco
に食わせてフィルタリングしたやつをvim
で開く
@echo off
for /f "usebackq delims==" %%i in (`dir /a-D /b ^| peco`) do (
vim --servername %VIM_SERVERNAME% --remote-send "<C-W>:split %%i<CR>"
break
)
:terminal ++close pcd.bat
まとめ
:terminal
からファイルを親vimで開きたいときは--remote-send
を使う。- 送信するコマンドの前には
<C-W>
を置く :e!
だと、裏にバッファが残っちゃうので:split
を使う++close
してジョブが終了したときにウィンドウも閉じてもらう