はじめに
この記事はVimmerな人たちでかつCommonLisp始めてみたいという方向けです。
Lisp開発用のVimプラグインであるslimvを使った環境構築をしていきます。
Emacsな人たちはLispBoxで調べると幸せになれるかもしれません。
以前書いたslimv導入という記事の内容の焼き直し版です。
Linuxな人たちだけでなくWindowsな人たちの環境構築についても書いていこうかとおもいます。
Linuxな人
Gitのインストール
普通にGitをインストールします。
バージョンは2017/06/11現在(以降現在と言う)のデフォルトで 2.7.4を使っています。sudo apt-get install git
Lisp処理系のインストール
今回は処理系にSteel Bank Common Lispを使います。
これもGit同様普通にインストールします。
バージョンは現在のデフォルトで 1.3.1.debianを使っています。sudo apt-get install sbcl
Vimのインストール
今回使用するプラグインのslimvですが、python2サポートのあるVimでないと使えません。
sudo apt-get install vimでインストールできるVimは現在python2をサポートしていませんので、vim-nox-py2というパッケージをつかいます。sudo apt-get install vim-nox-py2
deinのインストール
今まではVimのプラグイン管理にNeoBundleを使っていた方が多いのではないかと思います。
今回はNeoBundleの後継であるdeinを使用します。
まず、deinの導入についてはこの記事がとても参考になります。
ディレクトリを作成してdeinをクローンして、設定ファイルは以下のようにします。
if&compatiblesetnocompatibleendifsetruntimepath+=~/.vim/dein/repos/github.com/Shougo/dein.vimcall dein#begin(expand('~/.vim/dein'))call dein#add('Shougo/dein.vim')call dein#add('kovisoft/slimv')call dein#end()
設定ファイルを書いたらVimを立ち上げて以下のコマンドを実行します。
:call dein#install()
これでslimvがインストールされます。
Vimを再起動して、以下のファイルを作成してみます。
(defungreeting()(print"Welcome to the world of CommonLisp!"))
保存してから,c
を押すとREPLが立ち上がります。
test.lispを開いているバッファに戻って,b
を押すとバッファ全体が評価されます。