概要
2016年10月からエンジニアとして働き始めましたが、最初Vimを使った時に、正直「なんだこれ1? めっちゃ使いづらい(笑)!!」と感じました。
しかし、Vim最高とみんな叫んでいるので、「本当か???」と内心疑いながら、使い続けました。
そして、5ヶ月経った今、自分もようやくVimmerと名乗れる入り口に立った気がするので、ここで便利だと思ったコマンドを共有します。
便利度★★★
移動
ページ内移動
- gg: ページの先頭に移動。
- G: ページの最後に移動。
行移動
- 行番号
G
:入力した行にカーソルが移動。
文字移動
f
+ 1文字: カーソルがある行の中で、入力した文字に該当する場所に前方移動。;
: fコマンドの移動を繰り返す。,
: 検索を後方に戻る。
F
+ 1文字: カーソルがある行の中で、入力した文字に該当する場所に後方移動。;
: Fコマンドの移動を繰り返す。,
: 検索を前方に戻る。
単語移動
- w,W: 次の単語の先頭に前進。
- b,B: 現在の単語もしくは前の単語の先頭に後退。
※ 大文字: ドット(.)やコロン(:)のような記号もひと続きの単語とみなして移動
繰り返し
.
: 直前のコマンドを繰り返す。
削除
行削除
- dd: カーソルがある行を削除。
- :行番号
d
: 特定の行を削除。- ex.10行目を削除する。
単語削除
- diw: カーソル上の単語を削除。
- di": ダブルクォーテーションの内部を削除。
- dit: HTMLタグの内部を削除。
- ciw: カーソル上の単語を削除して、インサートモード。
- ci": ダブルクォーテーションの内部を削除して、インサートモード。
- cit: HTMLタグの内部を削除して、インサートモード。
文字削除
- x: 1文字削除。
- D: カーソル位置から行末まで削除。
- C: カーソル位置から行末まで削除して, インサートモード。
コピー
行コピー
- yy: カーソルがある1行をコピー。
- :行番号y : 特定の行をコピー。
- ex.10行目をコピーする。
単語コピー
- yiw: カーソル上の単語をコピー。
- yi": ダブルクォーテーションの内部をコピー。
- yit: HTMLタグの内部をコピー。
挿入
行挿入
- o: 現在の行の下に改行し、インサートモード。
カーソル挿入
- a: カーソルの右側にインサートモード。
- I: 行頭に移動し、インサートモード。
- A: 行末に移動し、インサートモード。
インデント
- >>: インデントを追加。
- <<: インデントを削除。
※ 複数の行を選択した状態で行なった場合、選択した行が操作されます。
undo
- u: コマンドを戻す。
redo
- Ctrl + r: undoを取り消す。
検索
- / + 文字: ページ内の文字を検索。
- n: 前方の同じ文字を検索。
- N: 後方に同じ文字を検索。
置換
:%s/検索する文字/置換する文字/g:
: ファイル上の全ての"検索する文字"を"置換する文字"に置換。
選択
- V:カーソルがある行を選択。
- y:選択した行をコピー。
- d:選択した行を削除。
便利度★★
移動
カーソル
- L: ウインドウ内の一番下の行に移動。
- ^: 行のテキスト部分の先頭に移動。
画面スクロール
- zz: 現在のカーソル位置を中央となるように画面がスクロール。
- zt: 現在のカーソル位置が一番上となるように画面がスクロール。
- Ctrl + u: 半画面分戻る。
- Ctrl + d: 半画面分進む。
- Ctrl + b: 1画面分戻る。
- Ctrl + f: 1画面分進む。
単語移動
- e,E: 単語のendまで前進。
- ge,gE: 前の単語の末尾に後退。
※ 大文字: ドット(.)やコロン(:)のような記号もひと続きの単語とみなして移動。
行編集
- cc: 1行を削除して、インサートモードに入る。
選択
- viw: カーソル上の単語を選択。
- vi": ダブルクォーテーションの内部を選択。
- vit: HTMLタグの内部を選択。
レコーディング機能
- qa:レコーディングを開始。
- q:レコーディングを終了。
※ 参考:http://qiita.com/taketin/items/aa6cc363f84f6090f1c0
矩形選択
Cntl + v
:矩形選択モード。- d: 矩形選択した範囲を削除。
Cntl + v + $
:矩形選択し、長さが異なる行を全選択。Cntl + v$A
:長さの異なる複数行の行末に同じ文字列を追加する。
※ 参考:http://nanasi.jp/articles/howto/editing/blockwise-operation.html
おすすめ書籍
まとめ
- 私が普段使っているコマンドの中で、特に頻度が高いコマンドをピックアップしました。少しでも役に立てたら感謝です。