知識0から始めるVim講座
追記:すみません編集願いが来ていて、編集し終わっても通知が残っていたので、いろいろいじってたら投稿消しちゃいましたorzなので再投稿しましたのでストックされていた方はもう一度ストックの方お願い致します
さて、みなさんは「Vim」というエディターをご存知でしょうか?
もしあなたがサーバー関係やプログラミング関係に携わっているのでしたら名前ぐらいは聞いたことがあるでしょう。
ですが実際にはVimがとういうものかわからない。または難しすぎてVimを使うのを挫折してしまった
今回はそんな人のための記事を書いていこうと思います。
まず。vimにはどんな印象をお持ちでしょうか?少しでもVimという
エディターを触ったことのある方ならこう思うでしょう。操作がわからないと
確かにvimはマウスを一切使わない。言ってしまえばマウスを使う設計をされていないエディターです
もともとVimはCUI(コマンド・ユーザー・インターフェース)で使われることを前提に設計されたviというエディター(vimの前世)
を改良(超えるために)のために作られました
そのため今までのAtom SubtimeText VirtualSudoCodeなどのオーソドックスな高性能エディターとは
全くの別物と思っていいでしょう。
ですが、別物のエディターと言っても高性能なことには変わりありませんし。僕自身Vimは慣れさえしてしまえば
世界一高性能なエディターだと思っています。
しかもこれからIT系をやっていくと大体Unix系のOSを触れると思います。で、大体がVimでコンフィグを書き換えなければ行けないなんてことも多々あります。なので覚えておいて損はないとおもます
でも、やはりVimと言うのは初心者(玄人でも)やはり難しい物は難しいのです。
でも僕はこう思います。コマンドを覚える順番さえしっかりしていれば簡単に覚えられるのではないだろうかと
僕には最初Vimを布教してきた先輩Vimerがいました。その人は僕に最初に何を覚えてどのようにステップアップ
して言えば良いのかを教えてくれました。自分がvimerになった今でもあのステップアップの仕方は効率が良かったと
思います。なのでbashさえわからない人もわかりやすくVimerに近づくステップアップのやり方を記事にしていこうと思います。
そして、これを1から10まで1日でマスターしたいんだという方。朝7時に起きて朝シャンして、
コンビニでジュースとビーフジャーキー買ってvimに挑みましょう
セッションごとにわかりやすく記事をまとめておくので途中途中わからないセッションだけ見ていくのもおすすめです〜
- Vimを触る前にまず最低限のLinuxコマンドを覚えよう
- HelloVim!
- れっつあこーでぃんぐ!(5ステップに分けてます)
- brew / tmuxについて
Vimを触る前にまず最低限のLinuxコマンドを覚えよう
vimと言うのは先程も記載しましたがCUIで動かすのを前提に作られていますそのため
もちろん、普段目にするフォルダーやアイコンなどはGUIなので見ることすらありません
では、どうやってファイルの区別をしたりファイルを選択・開いたりするのでしょうか?
このセッションは、そんなLinux(sh)の知識が無い方向けのセッションです。これを知らないと
vimを使っていて、「え?どうやってファイル開くの?」「マジわけわかめだわー」「ふじこーーー〜!」
ってなるのでしっかり、覚えましょう
コマンド | 意味 | 効果 | |
---|---|---|---|
1 | cd | ChangeDirectory | ディレクトリの移動 |
2 | ls | List | ディレクトリの一覧表示 |
3 | pwd | PrintWorkingDirectory | カウントディレクトリーの表示 |
4 | mkdir | MakeDirectory | フォルダーの作成 |
5 | ~ | ホームディレクトリーに移動 |
このように紹介したコマンドを使えばGUI無しでもフォルダーを開いたりフォルダーの中を編集したり
することができます。
そして予備知識としてVimはエディターだということをしっかりを自覚しましょう。
Vimはターミナルから起動してターミナル上で動きますが、Vimを開いているとき
はその開いているターミナルのタブは1つのエディターとして考えてください
そのためRubyやRails。Node.jsなどを起動する場合はVimの中からは起動できませんので
Control-tなり何なりで新しいタブを開いてそこでサーバーを起動してください
そして新しいタブをターミナルでずらずらと開くのもダサいのでtmuxという物をおすすめします。
tmuxのインストールなどは最後に紹介します。
HelloVim!
ようこそVimの世界へ!。。。と、まあファンタジックに話を進めていこうとも思いましたが、正直面倒のでやめます。
では、はじめに書きましたが。Vimと言うのはしっかりとステップを踏んで進んでいけばさほど難しくは感じないですし
Vimの魅力にとらわれていきます。基礎もできていないのにいきなり難しいコマンドを覚えようよしても前提がなければできるものもできません
数学や理科と一緒です。因数分解もできないのに2次方程式なんて無理な話です。
なのでこのセッションではまずVimの基礎となるところからやっていきましょう!!
コマンド | 効果 |
---|---|
h | カーソルを左にずらす |
j | カーソルを下に下げる |
k | カーソルを上に上げる |
l | カーソルを右にずらす |
まずは基本的にな操作についてです。これをまずは何が何でも覚えなければいけません。
出ないとカーソル移動ができないからです。一応十字キーでも操作は可能ですが。それではVimの意味がありません
これはしっかりと覚えましょう!
コマンド | 効果 |
---|---|
a | カーソルの場所から1文字進めてInsertModeに入る |
i | カーソルの場所からInsertModeに入る |
x | カーソル直下の文字をデストローーーーイ!(消します) |
:w | ファイルの保存(Control-s) |
:q | 実行中のタブを閉じる |
ここでいきなり、InsertModeという謎の名詞が出てきましたね。これはVimの
モードと言う機能です。Vimでは一切マウスを使わないため。コマンド入力モード・文字入力モード・選択モードと
3つのモードに分かれています。基本Vimはコマンド入力モードに滞在することが多いです。
|名前|意味|主な機能|起動の仕方|
|:--|:--|
|NormalMode|コマンド入力モード|カーソルの移動。他のモードへの移行。テキストのコピー、カット、ペースト。|Esc|
|InsertMode|文字入力モード|テキストの入力、編集。|a/i/A/I/ciw/|
|VisualMode|文字選択モード|テキストの選択。|v|
さて、Vimのモード事情を覚えたところで、ステップ1はここでおしまいです。
実際にVimを少し触ってみてどうだたでしょうか?難しかったですか?ですが以上のコマンドさえ覚えていれば
最低限のファイル操作はできると思います。正直これだけ覚えていれば普通のエディターとして使うことができます
ステップ2はさらに覚えることが複雑になっていきますがステップ1をできた方なら多分楽です。
そしてステップ2が終わった頃には「あ、Vimつかいやすい」と気のせいが訪れるはずです。
れっつこーでぃんぐ!
さあ、少しずつvimがどのようなものかわかってきたところで、次はvimの魅力の1つである多彩なコマンドを紹介します
vimには多分150ぐらいのコマンドがあります(適当(*´∀`)/~)そのコマンドを一気に学ぼうとすると、頭が変態になりますし意味わかんなくなります
なので、今回は5段階に分けて様々なコマンドを紹介していきたいと思います。
ステップ1
コマンド | 効果 |
---|---|
基本コマンド | |
dd | カーソルがある1列削除 |
yy | 1列コピー |
p | ペースト |
u | 操作を1つ戻す(Control+z) |
J | カーソルがある行に1つ下の行を連結する |
カーソル移動 | |
gg | ページの一番上に行く |
G | ページの一番下に行く |
H | 表示されている画面の一番上に行く |
M | 表示されている画面の真ん中に行く |
L | 表示されている画面の一番下に行く |
ページ内検索 | |
/hoge | [/]のあとの文字列を検索する(Control-f的なあれ) |
n | [/]で検索した文字列の次の検索候補に飛ぶ |
N | [/]で検索した文字列の前の検索候補に飛ぶ |
以上が今より更にステップアップするためのコマンドたちです。
これだけ使えれば普通の高性能エディターぐらいは使えると思います。
これを見て[u]で操作を一つ戻れるのに、すすめることはできないの?って思ったかと思います
ありますありますとも、[Control+r]で、[u]の反対のことができます
正直僕自身最初の1ヶ月ぐらい上の表のコマンドぐらいしか覚えてませんでした(だったこれで十分使えたから)
ステップ2
ステップ2は文字入力の応用です。[a]や[i]などでもInsertModeに入ることはできますが
一番最後から文を書き足したいのに一番最後までカーソル持って行ってInsertModeに入るのは、毎回めんどくさくないですか?
なので、今回はそんなあなたにおすすめなコマンドがあるんです!
コマンド | 効果 |
---|---|
文字入力の応用 | |
A | カーソルのある行の最後にInsertModeで飛ぶ |
I | カーソルのある行の最初にInsertModeで飛ぶ |
. | 直前にやったことを繰り返す |
カーソル移動 | |
$ | カーソルのある行の最後にNormalModeで飛ぶ |
^ | カーソルのある行の最初にNormalModeで飛ぶ |
ステップ2はこれだけです。
これを覚えればVisualModeで範囲選択するときとかも楽になりますし。文字を入力したいところまで、いちいち運ぶ必要が少なくなります。
ステップ3
ステップ2がマスタできたら次はカーソルの移動を捗らせるコマンドです。
いちいち[l]や[h]で真ん中の方にカーソルを動かすというと、遅いしだるいし。コーヒー冷めちゃいます。
ので、手っ取り早くカーソルを動かす方法を紹介します。
コマンド | 効果 |
---|---|
w | 1単語飛ばしてカーソルを右に動かす(文字外) |
e | 1単語飛ばしてカーソルを右に動かす(文字内) |
b | 1単語飛ばしてカーソルを左に動かす(文字外) |
正直こっちは覚えなくてもいいと思うけど | |
ge | 1単語飛ばしてカーソルを左に動かす(文字内) |
これをマスターすると[h&l] よりも早くカーソルを動かすことができますが実際結構忘れちゃったりするんですよね
これでカーソル動かすの。
ステップ4
ステップ4は削除系のコマンドです。これを覚えれば確実に作業効率が格段に上がります
コマンド | 効果 |
---|---|
c | VisualModeで選択した範囲を消してInsertModeで終わる |
ci | 括弧の中身だけを消す(例:[ci"] "この中だけが消えます") |
ciw | カーソルの下にある1単語を消してInsertModeに入る(英語・カタカナ・ひらがな・漢字で分けられる) |
cit | htmlのタグに囲まれている中を消します |
dw | カーソルから右にある単語を消す(NormalModeで終わる) |
daw | カーソルの下にある単語を消す |
D | カーソルから右にある文を全て消す |
S | カーソルのある1行を全て消してInsertModeにはいる |
ステップ5
ステップ5はその他役立つコマンドを覚えようって感じです
コマンド | 効果 |
---|---|
m | [m]+[a~Z]で好きな行をマークしておいて[`]+[a~Z]でマークしたところに飛べます |
` | " |
~ | カーソル直下の文字の大文字小文字を切り替える |
% | 括弧がカーソル直下にある場合[括弧終わり -> 括弧初め]に飛ぶ(逆もできる) |
U | 選択した範囲をの大文字小文字を切り替える |
* or # | カーソルのおいてある単語を検索する(/hogeのhogeにカーソル直下の単語を置き換える感じ) |
:n | [n]に数字を入れるとその行に飛びます |
ggVG | すべて選択(Control-a) |
Control+v | インサートモード(箱型) |
ステップ5までついに終わりましたね! 実際Vimを触ってみてどうだたでしょうか?
やはり難しいと、感じましたか?ですがもうコマンドを覚えてしまえば、あとは慣れです
ステップ5まで諦めずにできたなら、きっと気づいた時には理解し。vim扱えると思います。
おつかれまでした(*^^)
brew / tmux について
冒頭でも記事にしていましたが、vimを開きながら他の作業をするには、違うタブでいちいちディレクトリを
指定して開いたり閉じたりしていろいろめんどくさいです。そして作業中のタブを誤って閉じてしまったり。
そんないろいろめんどくさいことが、スマートに行えるのが[tmux]というものです。
これを使えばいちいち、タブを開き直した時に、ディレクトリを指定し直す必要もないですし
誤ってタブを閉じても復元することができます。
しかもターミナル上から時間や、メモリーの使用率充電の残り残量なども表示することができ。
ターミナルを1つの端末として扱うことができます。
もしすでにHomeBrewがインストールされているMacなら以下を実行するだけでインストールできます。
まだHomeBrewをインストールしてない方はこちらから(Xcode必須だった気がします)
HomeBrew
brew install tmux
インストールが完了したら、ターミナルで
tmux
とやるとtmuxが起動できます。
あとは、僕よりも文章力のある方に任せます。
おつかれまでした。