今までVagrant上のCentOSのファイルを編集する際に、Cyberduckからファイルを選んでVimで開くというのをやっていましたが、面倒くさくなったのでVim自体をインストールしようと考えました。
必要なものを揃える
初期状態でのVimのバージョンを確認してみます。
$ yum list installed | grep vim
Failed to set locale, defaulting to C
vim-minimal.x86_64 2:7.2.411-1.8.el6
7.2が出たのはwikipediaによると2008年なので古いです。最新版の7.4を導入しましょう。
vimをインストールするのに必要なパッケージが入っているかを以下のコマンドで確認します。"list installed"はインストール済みのパッケージ一覧を表示します。
$ yum list installed | grep mercurial
$ yum list installed | grep ncurses-devel
$ yum list installed | grep make
$ yum list installed | grep gcc
インストールされていない場合はそれぞれインストールしてください。
$ yum install mercurial
$ yum install ncurses-devel
$ yum install make
$ yum install gcc
Vimのインストール
では、本題のインストールです。今回は最新版にするためにソースコードからインストールします。まず、vimというディレクトリ内にリポジトリを複製します。(自分は"Permission denied"というエラーが出たので"sudo"をつけました)
$ cd /usr/local/src
$ sudo hg clone https://vim.googlecode.com/hg/ vim
vimディレクトリ内に複製され、たくさんファイルができてます
$ cd vim
$ ls
一応、確認のためにリポジトリが更新されてないかの確認のコマンドも実行しましょう。
$ sudo hg pull
pulling from https://vim.googlecode.com/hg/
searching for changes
no changes found
最新版に保たれているようです。
では、configureコマンドを使ってMakefileを生成し、makeしましょう。
(makeは自動的にコンパイル等の処理を行うコマンドです。makeするためにはMakefileがないため、configureを使って生成します)
$ sudo ./configure --with-features=huge --enable-multibyte --disable-selinux
$ sudo make
$ sudo make install
確認してみましょう。
vim --version
VIM - Vi IMproved 7.4 (2013 Aug 10, compiled Mar 1 2015 06:42:11)
終了です。
おわりに
configureの意味も知らずに調べながらやりました。間違っている点があれば指摘してください。
参考文献
Vim7.3をソースからインストール
CentOS 6.3にVim 7.3をインストールする
UNIXの部屋 コマンド検索:configure (*BSD/Linux)
Vim - Wikipedia