Vimのリリースされたpatchの説明です。
(8.2.1552~ 8.2.1777)
新機能、大幅な仕様変更には、が付いています。
Vim9 scriptの実装/仕様変更/不具合修正も頻繁におこなわれています。
- 8.2.1776:
filetype.vim
を2回読み込んでいる件を修正しました。 - 8.2.1771:
synIDattr()
の第2引数{what}にul
を指定できるようにしました。 - runtimeファイル更新: Todo更新。helpファイル更新。他。
- 8.2.1744:
Vim9:
:var
と:final
を追加し、:const
の仕様を変更しました。:var
はローカル変数を宣言するために必要です。:final
は変数のみを不変にするために使用され、値は変更できます。:const
は変数と値の両方を不変にすることができます。(結果、Dart言語ライクになった?) (関連patch: 8.2.1685, 8.2.1746, 8.2.1756) - 8.2.1741:
pathshorten()
に第2引数{len}を追加しました。指定時はディレクトリ名の短さがその長さになります。 - 8.2.1726:
matchfuzzypos()
を追加しました。matchfuzzy()
を同じですが、一致した文字列と一致した文字の位置をリストで返します。(関連patch: 8.2.1665) - runtimeファイル更新: Todo更新。helpファイル更新。他。
- 8.2.1703:
:highlight clear
がdefault link
をリストアしていない件を修正しました。 - 8.2.1665:
matchfuzzy()
を追加しました。{list}を{str}で曖昧一致した結果をリストで返します。(関連patch: 8.2.1726) - runtimeファイル更新: Todo更新。helpファイル更新。他。
- 8.2.1594:
GitHub:
.github/CODEOWNERS
ファイルを追加して、メンテナにPull requestの通知がされるようにしました。(関連patch: 8.2.1605, 以降はruntimeファイル更新でメンテナンスされています) - 8.2.1588:
prompt_getprompt()
を追加しました。バッファ{buf}の有効なプロンプトテキストを返します。 - 8.2.1556:
'cursorline'
のハイライトが常に目印(sign)のハイライトを無効にしている件を改善しました。目印(sign)のpriority
の値が100以上の場合は目印(sign)のハイライトを優先するようにしました。
凡例
表記 | 意味 |
---|---|
![]() | 新機能、大幅な仕様変更 |
![]() | Vim開発者向けの追加、変更 |
'hoge' | オプション (:h options 参照) |
:hoge | Exコマンド (:h :index 参照) |
hoge() | 組み込み関数 (:h functions 参照) |
v:hoge | Vim定義済変数 (:h v: 参照) |
+hoge | feature (:h +feature-list 参照) |
方針
こちらを参照。