自分はVimの操作をすぐに忘れてしまって、インターネット検索に頼ってばかりいて、いちいち面倒だなあと思っていたのですが、ヘルプの見方が少しわかっただけで楽になったので共有したいと思います。
Vimの基本操作
コマンドラインからvimtutor
と入力すると、Vimのチュートリアルが見られます。
まずはこれで基本操作を覚えます。ヘルプを見るのにも必要になってくるので…。
ヘルプの開き方
Vimを起動して:h
してEnter
(:help
でも同じ)
ヘルプの見方
- 基本的なことはヘルプを開いた直後の画面に書いてあります。
- 編集画面と同じように、ヘルプ画面の中を移動できます。
- ヘルプは内容ごとに複数のページで構成されていて、
CTRL
-]
で別のページにジャンプできます。(タグジャンプ)。前のページに戻るときはCTRL
-O
です。(ヘルプを開いた直後のページに書いてあります)
よく使うコマンドを調べる
ヘルプを1ページ分くらい下にスクロールすると、以下のような記述が見つかります。
BASIC:
quickref Overview of the most common commands you will use
このquickref
という文字のところまでカーソルを移動してタグジャンプCTRL
-]
すると、よく使うコマンドのページにジャンプできます。こんな感じのページにジャンプするはずです。
quickref Contents
tag subject tag subject
Q_ct list of help files Q_re Repeating commands
Q_lr motion: Left-right Q_km Key mapping
Q_ud motion: Up-down Q_ab Abbreviations
Q_tm motion: Text object Q_op Options
Q_pa motion: Pattern searches Q_ur Undo/Redo commands
Q_ma motion: Marks Q_et External commands
Q_vm motion: Various Q_qf Quickfix commands
Q_ta motion: Using tags Q_vc Various commands
Q_sc Scrolling Q_ce Ex: Command-line editing
Q_in insert: Inserting text Q_ra Ex: Ranges
Q_ai insert: Keys Q_ex Ex: Special characters
motion(移動)、insert(挿入)…など、やりたいことごとに、さらにタグジャンプできるようになっています。
例
Q_de change: Deleting text
自分は行末の改行を削除して次の行とくっつけるということをしたかったので、ここからジャンプしました。
J N J join N-1 lines (delete <EOL>s)
ジャンプした先でこのような記述を見つけました。大文字のJをタイプするだけで良いようだとわかりました。