何かとvimでコーディングをする機会が増えてきたので、効率化のためにもvimの設定ファイル作成&プラグイン導入をしようと思いました。プラグイン導入にあたり、どうせなら管理ツールも使おうということでVundleも入れました。
今回はvimの設定ファイル(vimrc)の作成からプラグイン導入までの作業記録になります。
使うものはこちら↓
- vim
- git
vimrc
vimrcはvimを使いやすくするために自分で作成するvim用の設定ファイルです。タブとスペースの変換や、行番号を最初から表示することなどができます。初期状態では存在しないので、自分で作成しましょう。
vimrcの場所
vimrcの置き場所はvimで指定されています。次のコマンドを実行して場所を確認します。
$ vim --version
出力結果の一部↓
$ vim --version
VIM - Vi IMproved 7.4 (2013 Aug 10, compiled Oct 30 2018 19:56:57)
(略)
system vimrc file: "/etc/vimrc"
user vimrc file: "$HOME/.vimrc"
2nd user vimrc file: "~/.vim/vimrc"
user exrc file: "$HOME/.exrc"
fall-back for $VIM: "/etc"
f-b for $VIMRUNTIME: "/usr/share/vim/vim74"
(略)
$
user vimrc file
と2nd user vimrc file
がvimrcを置く場所です。両方置く場合はuser vimrc
の方が優先されます。
プラグイン管理もあるので、.vim
ディレクトリを作成してその中で作業したほうが良いでしょう。ということで、~/.vim/vimrc
を作成していきます。
vimrcの作成
~/.vim
ディレクトリを作成し、その中で
$ vim vimrc
vimrc
ファイルが新規作成されるので、自分の好きな設定を書き込みます。"
はコメントアウトです。
" 行番号を表示setnumber" 自動インデントを有効化set autoindent
" tabを半角スペース4個に変換set expandtab
set tabstop=4set shiftwidth=4
これを保存すれば、次からvimを起動したときに設定が反映されるようになります。
Vundle
vimrcだけでも結構変わりますが、vimプラグインを入れてさらに便利にしていきます。プラグインが増えてくると管理が大変になるので、プラグイン管理ツールのVundleも導入します。
導入方法はこちら。gitが使えるのであれば、Quick Startの2, 3, 4を実行するだけでOKです。
Vundleのインストール
GitHubのリポジトリをclone。
$ git clone https://github.com/VundleVim/Vundle.vim.git ~/.vim/bundle/Vundle.vim
すると、~/.vim/bundle/Vundle.vim
ディレクトリが作成されます。あとはこれを有効化するため、先ほど作成したvimrcの先頭にこれをペースト。(コメント行は説明が載っているので一応そのまま)
set nocompatible " be iMproved, required
filetype off " required
" set the runtime path to include Vundle and initializeset rtp+=~/.vim/bundle/Vundle.vimcall vundle#begin()" alternatively, pass a path where Vundle should install plugins"call vundle#begin('~/some/path/here')" let Vundle manage Vundle, required
Plugin 'VundleVim/Vundle.vim'" The following are examples of different formats supported." (ここは入力例なので略)" All of your Plugins must be added before the following linecall vundle#end() " required
filetype plugin indent on " required
" To ignore plugin indent changes, instead use:"filetype plugin on"" Brief help" :PluginList - lists configured plugins" :PluginInstall - installs plugins; append `!` to update or just :PluginUpdate" :PluginSearch foo - searches for foo; append `!` to refresh local cache" :PluginClean - confirms removal of unused plugins; append `!` to auto-approve removal"" see :h vundle for more details or wiki for FAQ" Put your non-Plugin stuff after this line
GitHubのREADMEに載っているものを全部ペーストしても良いですが、以下の部分は自分のローカルリポジトリのパスを書くところなので、これをペーストしたまま作業を続行するとインストール時にエラーが出ます。消すなりコメントアウトするなりしましょう。
" git repos on your local machine (i.e. when working on your own plugin)
Plugin 'file:///home/gmarik/path/to/plugin'
vimrcを保存して閉じ、vimを起動後、コマンドモードで以下実行。プラグインのインストールが始まります。問題なく終了すれば、「Done!」と出力されます。
:PluginInstall
以上でvimプラグインの管理ができるようになりました。
(おまけ)プラグインの追加
せっかくなので、プラグインを追加しましょう。インストール済みのプラグインはvimを起動後、以下実行で確認できます。
:PluginList
私はpythonを使うことが多いので、python用プラグインのjedi-vimをインストールします。
GitHubにあがっているので、以下をvimrcのcall vundle#begin()
とcall vundle#end()
の間に追加して保存します。
Plugin 'davidhalter/jedi-vim'
そしてvimを起動後、以下実行。プラグインがインストールされます。
:PluginInstall
以上でプラグインの追加は完了です。