はじめに
開発をしていくにあたりファイルの中身を表示したり編集したりするコマンドは様々なものがあります。
特定の便利なコマンドを使いがちの方もいるかもしれませんが、コマンドの特徴を学んでそれらを使い分けることにより、例えば不注意でファイルの中身を編集してしまい設定を壊してしまうようなアクシデントが防ぎやすいかなと思います。
より安全な開発をするためにファイルの中を表示/編集するコマンドを学んでいきます。
ファイルの中を表示するコマンド(less・view・more・cat)
大きくわかれるポイントはファイルの中身を表示したいか、それとも編集したいかという点にあると思います。
まずはファイルの中身を表示するコマンド(less・view・more・cat)の特徴についてです。
・less
ファイルの中身全てを一気に読み込む方式ではなく必要な部分のみ読み込むため、テキストファイルを高速表示するのに合います。
gzipなどのファイルも解凍せずに表示することができます。
解凍が必要なファイルを読み込みたいときや大きめのファイルを読み込む時に役立ちます。
・view
viの読み込み専用バージョンです。テキストファイルをすべて一気に読み込むため動作が遅いです。
・more
画面のスクロールができずページ単位で上下で表示されます。ポイントを絞ってテキストファイルの中身をさっと見たいとこに便利です。
・cat
全てを一気に読み込む方式でテキストファイルを停止しないで一気に表示します。大きいファイルだと読み込みに時間がかかるため向きませんが、小さいファイルを表示する場合にあいます。
ファイルの中を編集するコマンド(vi・vim)
次はファイルの中身を確認するコマンド(vi・vim)の特徴についてです。
・vi
高機能テキストエディタと言われており編集機能が豊富にあります。ディストリビューションによっては vimへのシンボリックリンクになっている場合もあります。
・vim
viをさらに機能アップしたテキストエディタです。
おわりに
上記のまとめを参考になんのファイルの中を表示/編集するコマンドを用いるか工夫しましょう。