Vimのリリースされたpatchの説明です。patchの内容を手作業で一つ一つ丁寧に確認して書いています。英語は忠実に訳していません。Vimを使っている人が理解しやすい表現にしています。
新機能、大幅な仕様変更には、が付いています。
(8.1.2103~ 8.1.2237)
- 8.1.2233:
v:argv
を追加しました。Vimの起動に使用したコマンドライン引数が格納されています。 - 8.1.2231:
gM
ノーマルコマンドを追加しました。カレント行のテキストの真ん中に移動します。 - 8.1.2229: ハイライトグループ
LineNrAbove
とLineNrBelow
を追加しました。'relativenumber'
設定時のカーソルの上/下の行番号のハイライトが別々に設定できます。 - 8.1.2226: 非xterm端末でシステムのコピー/ペーストがおこなえない件を修正しました。(非xterm端末時は defaults.vim で
'mouse'
の値をnvi
にしました) - 8.1.2225:
getbufinfo()
が返す辞書にlastused
を追加しました。 - runtimeファイル更新: Todo更新。helpファイル更新。他。
- 8.1.2219:
TerminalWinOpen
イベントを追加しました。端末バッファが新しいウィンドウで開かれた時にトリガーされます。 - 8.1.2212:
:reg
の出力に選択タイプ(文字/行/ブロック)を追加しました。 - 8.1.2209: エスケープコード中の
LF
をCR-LF
に展開していた件を修正しました。 - 8.1.2192:
'completeopt'
に "popuphidden" を追加しました。最初はポップアップを非表示にします。 - 8.1.2168: 実行されないifブロック内のheredocが実行されてしまう件を修正しました。
- runtimeファイル更新: Todo更新。helpファイル更新。他。
- 8.1.2144:
't_TI'
と't_TE'
を追加しました。(:h terminal-options
) (関連patch: 8.1.2134) - 8.1.2134: Linux: modifyOtherKeysを設定したxtermによって生成されたキーコードを処理するようにしました。修飾キー(Shift, Alt, Meta および Ctrl)が常に認識されるとは限らない件を改善します。(関連patch: 8.1.2135, 8.1.2139, 8.1.2142, 8.1.2144, 8.1.2145, 8.1.2159, 8.1.2191, 8.1.2194)
凡例
表記 | 意味 |
---|---|
新機能、大幅な仕様変更 | |
Vim開発者向けの追加、変更 | |
'hoge' | オプション (:h options 参照) |
:hoge | Exコマンド (:h :index 参照) |
hoge() | 組み込み関数 (:h functions 参照) |
v:hoge | Vim定義済変数 (:h v: 参照) |
+hoge | feature (:h +feature-list 参照) |
方針
こちらを参照。