Vimのリリースされたpatchの説明です。patchの内容を手作業で一つ一つ丁寧に確認して書いています。英語は忠実に訳していません。Vimを使っている人が理解しやすい表現にしています。
新機能、大幅な仕様変更には、が付いています。
(8.1.1613~ 8.1.1783)
- runtimeファイル更新: Todo更新。helpファイル更新。他。
- 8.1.1770:
popup_getpreview()
を追加しました。ポップアッププレビューウィンドウのwindou-IDを返します。 - 8.1.1723: ヒアドキュメント(
:h :let-heredoc
)の {marker} は小文字で始まってはいけない仕様にしました。(今後、trim のようなオプションが追加される場合を考慮) - 8.1.1722:
:scriptversion
が 2 の時に辞書アクセスでエラーになることがある件を修正しました。 - runtimeファイル更新: Todo更新。helpファイル更新。他。
- 8.1.1714:
'previewpopup'
を追加しました。空でない場合、プレビューウィンドウを開くコマンドにポップアップウィンドウが使用されます。 - 8.1.1713:
popup_create()
のオプションにcursorline
を追加しました。カーソル行のハイライトの有無を設定します。 - 8.1.1705: 辞書のkeyのクォート(
"
,'
)を省略できる記法を#{key: val}
に変更しました。(~{key: val}
は良くないため) (関連patch]: 8.1.1683, 8.1.1692) - 8.1.1692:
辞書のkeyのクォート((関連patch]: 8.1.1683, 8.1.1705)"
,'
)を省略できる記法を~{key: val}
に変更しました。(*{key: val}
だと後方互換性が失われるため) - runtimeファイル更新: Todo更新。helpファイル更新。他。
- 8.1.1683:
辞書のkeyのクォート((関連patch: 8.1.1686, 8.1.1692, 8.1.1705)"
,'
)を省略できる記法*{key: val}
を追加しました。 - 8.1.1682:
sign_placelist()
とsign_unplacelist()
を追加しました。目印(sign)の設置/削除をリスト指定でおこなえます。 - 8.1.1678:
popup_menu()
で、選択行を表示するためのスクロールがおこなわれていない件を修正しました。 - 8.1.1673:
popup_locate()
を追加しました。指定した画面の行、桁にあるポップアップウィンドウのwindow-IDを返します。 - 8.1.1645:
popup_beval()
を追加しました。'ballooneval'
用にポップアップウィンドウを生成します。screenpos()
を追加しました。 - runtimeファイル更新: Todo更新。helpファイル更新。他。
- 8.1.1626:
getbufinfo()
が返すリストの辞書のエントリにpopups
を追加しました。バッファに表示されているポップアップウィンドウのwindow-IDのリストです。 - 8.1.1614:
'numberwidth'
の設定可能な最大値を 10 から 20 に変更しました。
凡例
表記 | 意味 |
---|---|
新機能、大幅な仕様変更 | |
Vim開発者向けの追加、変更 | |
'hoge' | オプション (:h options 参照) |
:hoge | Exコマンド (:h :index 参照) |
hoge() | 組み込み関数 (:h functions 参照) |
v:hoge | Vim定義済変数 (:h v: 参照) |
+hoge | feature (:h +feature-list 参照) |
方針
こちらを参照。