vimを久しぶりに使ってイライラするのが、最低限のテキストエディタでもできるマウススクロールや文字の選択・コピペなどが出来ないことです。完全にvimを使いこなしている人ならあったらむしろ邪魔なのかもしれませんが、毎日触るわけではない人間からすると、vimを使うことでかえって生産性が落ちることがあります。
そこで、最低限普通のテキストエディタができる操作はできる状態に整えれば、vim離れもなくなるのではないかと思い、今回設定した内容をまとめました。
1. マウス操作を可能にする
$ vim --version
で自分のvimがマウス操作を可能にできるバージョンでインストールされているか確認してください。-mouse
となっていればvimを入れ直して+mouse
にしてください。
~/.vimrcに以下を追加。
" 一行目: 全モードでマウス操作を可能に設定。" 二行目: screen使用時にマウス操作がフリーズする対策らしい。if has("mouse")set mouse=aset ttymouse=xterm2
endif
特定のモードのみで有効にすることも可能です。
これで設定完了です。
例えばnormalモードで単語の上でダブルクリックすれば、その単語を選択した状態でvisualモードに移行し、更にもうワンクリックするとvisual lineモード(行選択モード)に移行できるようになっているはずです。
2. クリップボード連携でコピペ
これも+clipboard
になっているか確認。
~/.vimrcに以下を追加。
" save yank on clipboardif has("clipboard")set clipboard+=unnamed,autoselect
endif
複数行選択で行番号が入ってしまって邪魔な場合の対策
.vimrcでset number
として行番号を表示している人は多いハズ。この状態でマウス操作で複数行コピペすると行番号まで入ってしまうのが鬱陶しい。
少し面倒だが、コピー前に
:set nonumber
として非表示にしてからコピーしてまた戻せばとりあえず回避出来ます。
(いい方法ご存知の方いらっしゃったらコメント下さい。)
まとめ
vimは素晴らしいエディタだからこそ、最低限の設定はして生産性を落とさないようにしましょう。