vim-pass
以前から、gpg活用のひとつとして Pass: The Standard Unix Password Managerのフレームワークを使っていました。
それとは別としてemacsでは、設定ファイル内の秘匿情報についてauth-source
で暗号化できる仕組があり、有用性を感じていました。(こちらは専用のファイルに暗号化して保存する)
結果、Vimで(目標は)password-store形式のデータのAPIを整備しつつ、auth-source
の利便性を持ち込もうとし、その結果となります。
まだまだ不具合だらけかもしれませんが(とくに異常系はあまり試せてない、CIとテストないし...)、どうぞよろしく。
用法
README参照
" in vimrc" configured at end of vim startupcall pass#get_startup('g:test_gh_token','Develop/Github')call pass#get_startup('g:test_gh_username','Develop/Github','username')function! test() abort
let password = pass#get('Service/foobar')" ...endfunction
# in plugin setting(dein's toml)[[plugins]]repo='tsuyoshicho/vim-pass'[[plugins]]# https://pixe.la/repo='mattn/vim-pixela'depends=['open-browser.vim','vim-pass']hook_add='''"letg:pixela_username='user'"letg:pixela_token='token'callpass#get_startup('g:pixela_username','Develop/Pixela','username')"VimPixelaworkOKcallpass#get_startup('g:pixela_token','Develop/Pixela')"startup-timecountupdonotcorrectwork."Itworkordoesnotworkdependingontheprocessingorderofevents'''[[plugins]]# Slackrepo='mizukmb/slackstatus.vim'depends=['webapi-vim','vim-pass']hook_add='''"letg:slackstatus_token='<YOUR_SLACK_TOKEN>'"myhogecallpass#get_startup('g:slackstatus_token','Message/Slack/myhoge.legacy')"vim-jp"callpass#get_startup('g:slackstatus_token','Message/Slack/vim-jp.legacy')"function!s:slack_list(A,L,P)abortletslacklist=['myhoge','vim-jp']returnslacklistendfunctionfunctions:slackstatus_change_token(team)abortletpath='Message/Slack/'.a:team.'.legacy'letg:slackstatus_token=pass#get(path)endfunctioncommand!-nargs=1-complete=customlist,<SID>slack_listSlackStatusChange:call<SID>slackstatus_change_token(<f-args>)'''
起動時にパスフレーズのキーボード入力をVim上でできませんので、起動後にまとめて設定するpass#get_setup
を用意しました。
通常使いにはpass#get
があります。
コンソールモードを捨てて、gpgのpinentryまかせなら、この手間はなくていいのですが...、それやると酷いことになりますからね。
制限
なお、リモートでは強制でpinentryなし環境の設定にしていますが、ローカルかつnon-GUIな環境だと手動設定しないと悲惨なことになると思います(未テスト)
他にも
- 目標は十分な操作APIだけど、現状はgetのみ
- Vimレジスタに転写し、一定時間後に消滅するAPIを考えていますが、これも未整備
- デフォルト項目のパスワード以外を指定した場合について、その項目の確認は文字列比較(exact match)
- 起動時に~といいつつ、起動時に値が設定されていることが必要なプラグインの設定値について、VimEnterのイベント処理の順序によっては、期待する動作をしたりしなかったりがある
と制限てんこもりです。
あとがき
メンテどれだけがんばれるかわかんないので、派生大歓迎。