前回の記事ですっかりvimの設定を完全に忘れてました。なので、いけてる.vimrcを入れて、colorschemeにターミナルに引き続きIcebergを適用します。10年前からvimユーザですがパッケージ管理とかやったことがなかったので、今回初めて勉強してdeinを入れて見ました。
環境情報
MacBook Air (13-inch, Mid 2011)
macOS High Sierra (v10.13.6)
vimの設定
dein.vimインストール
ここにある通りの手順でインストールしました。インストールディレクトリは~/.cache/dein
にしました。上記のgithubの手順だとハマるポイントがあるので、その辺りも書いておきます。
以下のコマンドでinstall.shをダウンロードしてきて実行
curl https://raw.githubusercontent.com/Shougo/dein.vim/master/bin/installer.sh > installer.sh # For example, we just use `~/.cache/dein` as installation directory sh ./installer.sh ~/.cache/dein
1.の実行結果の最後に.vimrcに記述すべき内容が出てくるので、それを.vimrcにコピペ。最後の「If you want to install ...」のコメントアウトを外しておくとvim起動時にインストールされていないプラグインがあれば自動でインストールしてくれる。便利そうなのでコメントアウトしておいた。(*ここでGithubの手順に書いてある.vimrcをコピペしてきてもうまくいかない模様。readme.mdのupdateがされてないんですかね。)
~/.vimrc"dein Scripts-----------------------------if&compatible set nocompatible " Be iMproved endif〜中略〜 " If you want to install not installed plugins on startup.if dein#check_install()call dein#install()endif"End dein Scripts-------------------------
vimを起動するとdeinがインストールされる(はず1)。
何故かvim起動するたびにメッセージが出てくる
起動するたびに以下のメッセージが出てきた。毎回出てきてかなり鬱陶しい。
deol.nvim requires Neovim or terminal feature enabled Vim.
Press ENTER or type command to continue
.vimrcを見るとcall dein#add
でdeol.nvimを使おうとしている。deol.nvimはneovimかterminal featureの有効化されたvimじゃないと動かないよ忠告してくれてる模様。
この部分、よく読むとdein.vimの動作に必要な行ではなさそうで、githubのrevision/branch/tagを指定できるよ、というただの例であることが分かる。なので.vimrcにある以下の行をコメントアウトして解決した。
" You can specify revision/branch/tag." call dein#add('Shougo/deol.nvim', { 'rev': '01203d4c9' })
同じ課題にぶつかってる人は結構いるみたいで、例えばここはvimのバージョンを上げることで解決してる。おそらくこのタイミングでvimのterminal featureが入ったからエラーが出なくなったんじゃないだろうか。
ちなみにdeol.nvimはGitによれば「Deol.nvim is a dark powered shell for Neovim. It is based on neovim or Vim terminal feature.」とのこと。neovimで誕生したterminal機能の改良版って感じでしょうか。terminalは多分この辺の話。
Icebergのインストール
.vimrcにicebergを追記。colorschemeも設定。
~/.vimrc"dein Scripts-----------------------------if&compatible set nocompatible " Be iMproved endif〜中略〜 " Add or remove your plugins here:call dein#add('Shougo/neosnippet.vim')call dein#add('Shougo/neosnippet-snippets')call dein#add('cocopon/iceberg.vim')〜中略〜 "Personal Settings------------------------colorscheme iceberg "End Personal Settings--------------------
vimを起動すると自動的にインストールされて、colorschemeもicebergになる。
.vimrcの設定
これを使わせていただきました。
" setting"文字コードをUFT-8に設定set fenc=utf-8" バックアップファイルを作らないset nobackup
" スワップファイルを作らないsetnoswapfile" 編集中のファイルが変更されたら自動で読み直すset autoread
" バッファが編集中でもその他のファイルを開けるようにset hidden
" 入力中のコマンドをステータスに表示するset showcmd
" 見た目系" 行番号を表示setnumber" 現在の行を強調表示set cursorline
" 現在の行を強調表示(縦)set cursorcolumn
" 行末の1文字先までカーソルを移動できるようにset virtualedit=onemore
" インデントはスマートインデントset smartindent
" ビープ音を可視化set visualbell
" 括弧入力時の対応する括弧を表示set showmatch
" ステータスラインを常に表示set laststatus=2" コマンドラインの補完set wildmode=list:longest
" 折り返し時に表示行単位での移動できるようにする
nnoremap j gj
nnoremap k gk
" Tab系" 不可視文字を可視化(タブが「▸-」と表示される)set list listchars=tab:\▸\-" Tab文字を半角スペースにするset expandtab
" 行頭以外のTab文字の表示幅(スペースいくつ分)set tabstop=2" 行頭でのTab文字の表示幅set shiftwidth=2" 検索系" 検索文字列が小文字の場合は大文字小文字を区別なく検索するset ignorecase
" 検索文字列に大文字が含まれている場合は区別して検索するset smartcase
" 検索文字列入力時に順次対象文字列にヒットさせるset incsearch
" 検索時に最後まで行ったら最初に戻るset wrapscan
" 検索語をハイライト表示set hlsearch
" ESC連打でハイライト解除
nmap <Esc><Esc>:nohlsearch<CR><Esc>
加えて以下を追加しています。文字コードをutf-8とし、自動判定もするようにしています。よくwindowsで作ったコードを持ってくることもあるので日本語コメントが化けるのを防止するためです。「Emacs風...」はエディットモードでemacsライクなショートカットを使えるようにするためです。
" 文字コードの自動判定:set encoding=utf-8:set fileencodings=iso-2022-jp,euc-jp,sjis,utf-8,shift_jis,cp932,ucs-bom
" Emacs風カーソル移動キーバインド
noremap!<C-b><Left>
noremap!<C-f><Right>
noremap!<C-n><Down>
noremap!<C-p><Up>
noremap!<C-a><Home>
noremap!<C-e><End>
noremap!<C-h><Backspace>
noremap!<C-d><Delete>
クリップボードを使えるようにする
この記事を参考にさせていただきました。
Mavericksで標準インストールされているVimではクリップボード連携ができません。
ということなのでclipboardを有効化していきます。まずはclipboardの状況を確認。
% vim --version | grep"clipboard"-clipboard +job +path_extra -toolbar
+ex_extra -mouse_gpm-sun_workshop-xterm_clipboard
-clipboard
という感じで-
にっているので有効ではありません。brewでインストールしたvimは+
になってるそうなのでインストールしてみます。
brew install vim
インストールしたvimでclipboardが+
になっていることを確認します。
% /usr/local/Cellar/vim/8.1.0202/bin/vim --version | grep"clipboard"
+clipboard +jumplist +persistent_undo +vertsplit
+emacs_tags +mouse_dec -sun_workshop-xterm_clipboard
usr/local/bin/vim
を確認すると上記のbrewで入れたvimに紐づいているようで、+
になっていました。
% /usr/local/bin/vim --version | grep"clipboard"
+clipboard +jumplist +persistent_undo +vertsplit
+emacs_tags +mouse_dec -sun_workshop-xterm_clipboard
PATHを確認すると/usr/lobal/bin
が優先されており、vimと打てばclipboardが有効なvimが動いてくれました。
% echo$PATH
/usr/local/bin:/usr/bin:/bin:/usr/sbin:/sbin
% which vim
/usr/local/bin/vim
% vim --version | grep"clipboard"
+clipboard +jumplist +persistent_undo +vertsplit
+emacs_tags +mouse_dec -sun_workshop-xterm_clipboard
.vimrc
でヤンクをclipboardに入れるように設定します。
set clipboard+=unnamed
これでy
でヤンクした文字列をcommand+v
で他のアプリにも貼り付けられるようになりました。
しかし、ここで変なことが起きます。vimの中でbackspaceが効かないのです。beepが出ます。原因はわかっていないですが、この記事を参考に以下を追加したら治りました。最初から入っていたvimでは起きていません。謎です。
set backspace=indent,eol,start
ちなみにvi
はもともと入っていた標準のvimに紐づいているようで-clipboard
でした。vi
だけでvim
開きたいので.zshrc
でaliasを追加しておきます。
% vi --version | grep"clipboard"-clipboard +job +path_extra -toolbar
+ex_extra -mouse_gpm-sun_workshop-xterm_clipboard
% vi .zshrc #ここで「alias vi=vim」を追加
% source .zshrc
% vi --version | grep"clipboard"
+clipboard +jumplist +persistent_undo +vertsplit
+emacs_tags +mouse_dec -sun_workshop-xterm_clipboard
treeインストール
全然話は変わりますがtreeコマンドは要るよなと思い立ってインストールしました。
% brew install tree
こんな風にディレクトリ構造を可視化してくれるので何かと便利です。
% tree -L 2 /users
/users
├── Guest
│ ├── Desktop
│ ├── Documents
│ ├── Downloads
│ ├── Library
│ ├── Movies
│ ├── Music
│ ├── Pictures
│ └── Public
├── Shared
│ └── adi
└── hoge
├── Applications
├── Desktop
├── Documents
├── Downloads
├── Library
├── Movies
├── Music
├── Pictures
└── Public
今後について
今度こそ基本的な設定は完了です。これから勉強用に色々入れていきます。vimが一番時間かかりました。今まで何度かMacの初期セットアップしてきましたが、メモしながらインストールすると、色々ハマってトラシューしてる間に「あれ今何やってたんだっけ?」て迷子になることを防げるので良い方法だなと思いました。
最初はgithubに書いてある手順でインストールをしていたので、2.でコメントアウトしたインストールされていないプラグインのインストールの部分が書いてなかたった。なのでvim起動後
:call dein#install()
でインストールしました。なので起動するだけで本当にインストールされるかは未確認です。 ↩