Vim patchダイジェスト [2018/07] (仮)
(8.1.0134~ 8.1.0229)
- 8.1.0229: プロファイリングデータ(
:h profile
)をダンプするときにクラッシュすることがあった件を修正しました。 - 8.1.0228: Vimがビジー状態の時にファイルをドロップすると無視される件を修正しました。
- 8.1.0226:
+vreplace
機能(gR
およびgr{char}
)をTinyフィーチャーでも使用できるようにしました。(#ifdef FEAT_VREPLACE の削除) - 8.1.0225:
mode()
がインサートモードからCTRL-O
を使用した場合の状態を取得できるようにしました。("niI", "niR" と "niV" を追加) - runtimeファイル更新:
- reStructuredTextのファイルタイププラグインがsyntax foldingをサポート。
- すべてのhelpファイルのmodelineに
noet
を追加。 - todoの更新。他。
- 8.1.0224: bracketed paste modeで
t_PE
が検出されなかった場合にハングする件を修正しました。 - 8.1.0223: shellコマンドの補完(
:!<TAB>
,getcompletion('', 'shellcmd')
)をおこなうと、$PATH
内のサブディレクトリが候補に現れる件を修正しました。 - 8.1.0220: if_ruby:
v:true
,v:false
を数値ではなく、true, falseに変換するようにしました。 - 8.1.0218:
matchadd()
とmatchaddpos()
の第5引数dict
のアイテムにwindow
を追加しました。指定したwindow IDに作用するようになります。 - 8.1.0215: configureで
--with-x
を指定してもX
(ウィンドウシステム)が使用できない場合にエラーにならなかったのを修正しました。 - 8.1.0214:
+autochdir
機能がhas()
や:version
で報告されない件を修正しました。 - 8.1.0213: quickfixウィンドウで
CTRL-W CR
した場合、必要であればウィンドウを分割してジャンプするようにしました。 - 8.1.0212: 各種言語インターフェイス内で
w_set_curswant
フラグがセットされていなかったのを修正しました。 - 8.1.0211: ファイル名
~
がexpand()
で$HOME
の値になってしまう件を修正しました。 - 8.1.0209: if_ruby: 標準エラー出力が表示を乱す件を修正しました。
- 8.1.0203: if_perl: WindowsでPerl 5.28とビルドするとエラーになる件を修正しました。
- 8.1.0202:
:version
が常に+packages
を表示している件を修正しました。 - 8.1.0201: if_python: Python 3.7からimpモジュールを使用すると、
DeprecationWarning
が (__main__
で) デフォルト有効になったため、if_python3 の初期化処理内で imp モジュールをインポートする際に警告が出るので、importlibに置き換えました。 - runtimeファイル更新: 各種helpファイルの更新。todoの更新。
- 8.1.0198: シンタックスハイライトの処理時間が
'redrawtime'
を超過してキャンセルされた場合にメッセージを出力するようにしました。 - 8.1.0196: terminal-debugger: .gdbinit にフォーカス系のコマンドが書かれているとエラーが発生する件を修正しました。
- 8.1.0193: terminal-debugger: ボタンが機能しない場合がある件を修正しました。(関連patch: 8.1.0195)
- 8.1.0192: regexpを再帰的に実行するとクラッシュする件を修正しました。
- 8.1.0190: if_perl: 参照カウントの実装が良くなかったのでリファクタリングしてtestを追加しました。(関連patch: 8.1.0191)
- runtimeファイル更新: 各種helpファイルの更新。todoの更新。
- 8.1.0184:
getwininfo()
が返す辞書のアイテムにwincol
とwinrow
を追加しました。ウィンドウレイアウトの把握が容易になります。(関連patch: 8.1.0187) - 8.1.0183: if_lua: Lua 5.3でAPI
lua_rawgeti()
のI/F変更により環境によっては正しく動作しなくなっていたのを修正しました。 - 8.1.0182: Unicode標準の更新を反映しました。
- 8.1.0177: sandbox内では
:function
が使用できないが、lambdaでは定義できてしまう件を修正しました。(sandbox内で:function
で定義した関数を使用できるようにしました) (関連patch: 8.1.0189) - 8.1.0174: 最終行がfoldされている場合のページスクロール(
CTRL-F
,CTRL-B
等)で最終行の表示がおかしくなる件を修正しました。 - 8.1.0172:
'viminfofile'
オプションの値をファイル名として扱っていなかったのを修正しました。(Windowsのパス区切り\
を\\
と指定しなくてよくなりました) - 8.1.0171: terminalウィンドウで
CTRL-W n
を入力すると、ml_getエラーが発生することがある件を修正しました。(terminal_loop()の外側でリサイズした時に発生していました) - 8.1.0168:
:marks
の出力がマルチバイト文字の場合に短過ぎる件を修正しました。(関連patch: 8.1.0175) - 8.1.0167: 辞書アイテムのロックフラグのリセット処理が多くの場所でおこなわれていたのを整理しました。
- 8.1.0166: C関数dict_add_nr_str()が不細工な件を修正しました。dict_add_number()とdict_add_string()に分離しました。
- 8.1.0165:
:clist
および:llist
を:filter
でフィルタリング出来るようにしました。例::filter /pat/ clist
。モジュール名、ファイル名、パターン名、テキスト名を対象に絞り込めます。 - runtimeファイル更新: doc/evim.manの追加、各種デンマーク語翻訳ファイルの追加、その他。
- 8.1.0164: if_lua: 無名バッファで
luaeval('vim.buffer().name')
がエラーを返す件を修正しました。空文字列を返すようにしました。 - 8.1.0161:
'autoread'
が設定されているバッファのファイルが削除された場合にバッファが更新されない件を修正しました。 - 8.1.0160: デンマーク語のマニュアル翻訳を追加しました。(関連patch: 8.1.0162)
- 8.1.0159: 入力文字列がユーザ名と完全一致する場合、ユーザ名補完がおこなわれない件を修正しました。
- 8.1.0158: GUI:
gs
や:sleep
中にCTRL-C
押下した後のinput()
が失敗する件を修正しました。 - 8.1.0157: 古いiTerm2で起動時に1行目にゴミが表示される件を修正しました。
- 8.1.0155: runtime/docディレクトリに
evim.man
が収録されていなかったのを修正しました。 - 8.1.0154:
set smarttab shiftwidth=0 softtabstop=-1
でクラッシュする件を修正しました。 - 8.1.0152: Windows: 個別のテストを簡単に実行することができない件を改善しました。
- 8.1.0149: 複数のタブのどれかで
:lcd
が使用されている場合に生成されたセッションファイルが、タブを正しく復元できない件を修正しました。 - 8.1.0147: if_python3: Python 3.7 でビルドした場合にコンパイルwarningが出る件を修正しました。
- 8.1.0143: matchitプラグインとmatchparenプラグインでエラー
E363
をハンドルしていない件を修正しました。 - 8.1.0142: xtermとvt320のbuiltin termcapにkeypadの数字キーのキーコードを追加しました。
- 8.1.0141:
:cexpr
が最初のエラーにジャンプしない件を修正しました。 - runtimeファイル更新: helpファイルおよび言語ファイルの修正等。
- 8.1.0140: GUI: レジスタへの記録時および起動時の
-w
や-W
指定時に不要なフォーカスイベントが記録される件を修正しました。 - 8.1.0138:
'softtabstop'
の負の値が正しく使用されていない件を修正しました。(関連patch: 8.1.0105) - 8.1.0135: インサートモード中の
CTRL-O u
がメッセージ出力により画面更新が遅れる件を修正しました。 - 8.1.0134: if_lua:
funcref
に対応していなかった件を修正しました。
凡例
表記 | 意味 |
---|---|
新機能、大幅な仕様変更 | |
'hoge' | オプション (:h options 参照) |
:hoge | Exコマンド (:h :index 参照) |
hoge() | 組み込み関数 (:h functions 参照) |
v:hoge | Vim定義済変数 (:h v: 参照) |
+hoge | feature (:h +feature-list 参照) |
方針
こちらを参照。