前回の記事vimに, ctagsを導入して, タグジャンプを華麗に(かろうじて)使えるようにした話で, exuberant-ctagsをインストールしていました.
しかし, これがいけない!
もうずっと前に更新が途絶え, メンテナンスがされていませんでした.
なので, 今回は, これの代わりでいまもメンテナンスがされているuniversal-ctagsのインストールする方法を書きます.
使い方は, 自分が使ってみてから, また記事にしようと思います.
とりあえず環境から,
OS
OS: Windows 10
Windows Subsystem for Linux (WSL)で, Ubuntu 16.04を動かしています.
vimのバージョン
VIM - Vi IMproved 7.4 (2013 Aug 10, compiled Nov 24 2016 16:44:48)
Included patches: 1-1689
Extra patches: 8.0.0056
インストールの方法
インストール方法ですが, apt
ではインストールできないみたいです.
universal-ctagsのgitHubのdocのautotools.rstに, インストールの方法が, かいてあるので, これのとおりやります.
この記事は, Linux用なので, windowsやmacの場合は, 違う方法がdocumentationに書いてあるので, 読んでやってみましょう.
exuberant-ctagsをすでに, インストールしている場合は, 消して問題ないと思います.
消さなくても, 上書きしてくれるのか?
自分の場合は, わからないので, 一応削除しておきました.
$ sudo apt remove exuberant-ctags
$ git clone https://github.com/universal-ctags/ctags.git
$ cd ctags.git
$ ./autogen.sh
$ ./configure
$ make
$ sudo make install
自分の環境では, ./autogen.sh
で,
+ type autoreconf
autoreconf is /usr/bin/autoreconf
+ type pkg-config
pkg-config: not found
+ exit 1
と出ました.
exit 1
は, 失敗の印です.
ありがたいことに, pkg-config: not found
とエラーが丁寧に書かれているので, pkg-config
をインストールしましょう.
$ sudo apt install pkg-config
もう一度, ./autogen.sh
を実行すると,
$ ./autogen.sh
だらだら出力が出て, 最後にexit 0
が出ます.
0であれば成功です.
あとは, たどっていけば, そのまま行くと思います.
かなり出力が多いですが, もしエラーが出ても丁寧にエラーメッセージが出力されると思うので大丈夫かと思います.
最後に確認として, ctags --version
を叩いて, Universal-ctagsが表示されているか確認しましょう.
$ ctags --version
Universal Ctags 0.0.0(00be957), Copyright (C) 2015 Universal Ctags Team
Universal Ctags is derived from Exuberant Ctags.
Exuberant Ctags 5.8, Copyright (C) 1996-2009 Darren Hiebert
Compiled: Jul 8 2018, 23:44:35
URL: https://ctags.io/
Optional compiled features: +wildcards, +regex, +iconv, +option-directory
基本的な使い方は, 前回の記事vimに, ctagsを導入して, タグジャンプを華麗に(かろうじて)使えるようにした話に説明が書いてあります.