Arduinoには公式の統合開発環境が存在するが,これが痒いところに手が届かず微妙に使いにくい.
コード中に謎の hjklといった文字が紛れ込んだりする(?).
ということで,なるべく公式の開発環境を使わないことを目標に,普段から慣れ親しんでいるVimで楽しくストレスフリーなものづくりをするためのメモ.
やることリスト
- Vimのシンタックスハイライトを有効にする
- コマンドラインからビルド&転送をできるようにする
Vimのシンタックスハイライト有効化
これはプラグインとして提供されているのでインストールする(sudar/vim-arduino-syntax).
プラグイン管理にNeoBundleを使用している場合は~/.vimrc
に以下の記述をしてからNeoBundleInstall
を実行すればOK.
~/.vimrc
NeoBundle "sudar/vim-arduino-syntax"
コマンドラインから操作
Inoの導入
Inoという超便利コマンドラインツールを導入する.
(Inoの動作にはArduino IDEが必要なのでインストールしておく)
Ino自体はPythonで書かれているらしいのでMacなら$ sudo easy_install ino
でインストールできる.
また,シリアルモニタを使用したい場合はpicocom
が必要.これは$ brew install picocom
でOK.
Inoの使い方
プロジェクトを作る
ディレクトリは自分で作る.$ ino init
を実行するとカレントディレクトリにsrc
とlib
ディレクトリが生成される.また,src
にはsketch.ino
が作られる.
console
$ mkdir test& cd test$ ino init
ボード一覧の確認
console
$ ino list-models
プロジェクトのビルド
console
$ ino build
こんな感じ.下画像はVim上で!ino build
を実行した結果.
ボードに書き込み
console
$ ino upload
シリアルモニタ
console
$ ino serial
それ以外にもあるっぽい.$ ino help
で確認可.