CentOS 6.3のyumでインストールできるVimが7.2系なので最新版の7.3系をソースからインストールします。
方針
以下の方針でインストールします。
- /usr/local/bin/vim にインストールする(--prefixオプション)
- 日本語(マルチバイト)に対応する(--enable-multibyteオプション)
- 256色に対応する(--enable-color256オプション)
- ほとんどの機能を有効にしてコンパイルする(--with-featuresオプション)
- スクリプト言語インターフェースは利用しない(--enable-xxxxinterpオプション)
ソースコードをダウンロード & 展開
本体は7.3を、拡張パックと言語パックは7.2を利用します。
拡張パックと言語パックは任意で利用してください。
本体とそれ以外で圧縮方法が異なるので展開のオプションが少し変わります。
Bash
$ cd /usr/local/src
$ wget ftp://ftp.vim.org/pub/vim/unix/vim-7.3.tar.bz2
$ wget ftp://ftp.vim.org/pub/vim/extra/vim-7.2-extra.tar.gz
$ wget ftp://ftp.vim.org/pub/vim/extra/vim-7.2-lang.tar.gz
$ tar jxvf vim-7.3.tar.bz2
$ tar zxvf vim-7.2-extra.tar.gz
$ tar zxvf vim-7.2-lang.tar.gz
$ mv vim72 vim73/
パッチを適用
最新の状態にするため、パッチファイルを当てます。
Bash
$ mkdir vim73/patches
$ curl -O "ftp://ftp.vim.org/pub/vim/patches/7.3/7.3.[001-798]$ cat patches/7.3.* | patch -p0
依存パッケージをインストール
コンパイルに必要なパッケージをインストールします。
Bash
$ sudo yum install ncurses-devel -y
コンパイル & インストール
準備が整ったので、必要なオプションを付けてコンパイルし、インストールします。
$ ./configure --enable-multibyte --with-features=huge --disable-selinux --prefix=/usr/local --enable-colors256
$ sudo make
$ sudo make instlall