この記事ではUbuntu15.10を使っていますが、基本的にはVimがあればOSなどを問わず再現できます。
giboについて
.gitignore
を自動的に生成することができるコマンドラインツールgiboが流行っているらしいので試してみました。例えば、Javaのプロジェクトを開発しているときは、以下のようにして.gitignore
を生成します。
gibo Java > .gitignore
生成される.gitignoreは以下のようになります。
### https://raw.github.com/github/gitignore/cc542de017c606138a87ee4880e5f06b3a306def/Java.gitignore
*.class
# Mobile Tools for Java (J2ME)
.mtj.tmp/
# Package Files #
*.jar
*.war
*.ear
# virtual machine crash logs, see http://www.java.com/en/download/help/error_hotspot.xml
hs_err_pid*
また、gibo-completion.bash
, gibo-completion.zsh
, gibo-completion.fish
のうち、適当なスクリプトを読み込むことによって、簡単にタブ補完を行うことができるようになります。
この記事より詳しいものが他にあるので、興味のある人はご覧になってください。
この記事の本題はgiboではありません。
gitignore.vim
とても便利なgiboですが、Vimで同じことができたら(Vimmerにとっては)もっと便利なのではないかと思い、gitignore.vimというプラグインを作成しました。
インストールする場合は、自分の好きなプラグインマネージャを使ってください。
私はvim-plug派なので、以下のものを.vimrc
に追加するとインストールすることができます。
Plug 'iwataka/gitignore.vim'
そして、インストールすると、以下のようなコマンドが使えるようになります。
:Gitignore " 引数のリストを表示する:Gitignore Java " もともとある.gitignoreに対して、Javaプロジェクト用のパターンを追加する:Gitignore! Java " もともとある.gitignoreを削除して、新しくJava用の.gitignoreを生成する:GitignoreUpdate " テンプレートコレクションを更新する
.gitignore
ファイルの場所を指定しなくとも、カレントバッファから辿ってプロジェクトルートを探し、そこに.gitignore
を生成します。
giboとの比較
メリット
プロジェクトルートの
.gitignore
を自動的に探すことgiboの場合、
.gitignore
の場所を指定するのが少し面倒ですが、gitignore.vim
を使う場合はそれがありません。Vimのプラグインであること
Vimから出たくない人には適していると思います。
デメリット
Vimのプラグインであること
Vim使ってない人はgiboのほうが適しています。